世界で最も汚染された危険な場所として知られる「カラチャイ湖」が、「自然いっぱい」みたいなノリで紹介されていると、ネットで話題になっている。

  • 世界で最も危険なカラチャイ湖が、「自然いっぱい」みたいなノリで紹介されている

    「いっぱい」という表現が悪いのか?

カラチャイ湖は、ロシアのチェリャビンスク州、南ウラルに位置し、アメリカのワールドウォッチ研究所に「地球上で最も汚染された場所」と揶揄されるほど危険な場所だ。1990年代では、この周囲に1時間居ただけで、人間を死に至らしめるほどの放射線を浴びるほどに危険だったという。この湖の汚染は、上流にあるマヤーク核技術施設で生じた廃棄物が流入したことが原因で、現在では、カラチャイ湖のほとんどがセメントで埋め立てられている。

Googleマップで当該の湖を検索すると「核廃棄物がいっぱいの小さな湖」と紹介されている。確かにサラッとした紹介文で、一見危険そうには思えない。「自然いっぱい」のようなノリを感じる。またGoogleマップの口コミには、「誰か私と一緒に泳ぎに行きませんか?そして最高なのは、湖の水はとても新鮮なので飲むことができるということです:)」「冒険を求める人にはお勧めです!」など大喜利会場と化しており、基本的にはかなり不気味なコメントが寄せられている。

ネット上では、「サラッとダークな内容を書いてあるかるホラゲーみたい」「気さくな雰囲気に見せかけて 中身は闇たっぷりなの ちいかわ感がある」「核廃棄物を最後までチョコたっぷりみたいなノリで案内しないで欲しい 」などの声が寄せられていた。