ファーウェイ・ジャパンは5月26日、体組成計シリーズのハイエンドモデル「HUAWEI Scale 3 Pro」を発表した。価格はオープンで、店頭予想価格は10,780円前後。6月9日に発売し、ECサイトや家電量販店などで販売する。カラーはミスティックブルー。

  • グリップがコードでつながったデザインの「HUAWEI Scale 3 Pro」

「HUAWEI Scale 3 Pro」は本体とグリップがコードでつながったデザインで、グリップを持ち本体の上に乗ると、それぞれに埋め込まれた計8つの電極で体組成分析ができる体組成計だ。

従来の同社製スマート体重計は、足のみに接触する4つの電極で下肢データを測定・計算し、全身の脂肪や骨格筋量などを推定していた。「HUAWEI Scale 3 Pro」は足と手の両方に電極が接触するため、より正確な全身のデータを取得できる。

  • コードでつながったグリップを持ち、本体の上に乗って測定する

体組成の測定には、細胞外液の測定をする低周波と、細胞内液の測定をする高周波の両方を使用する「デュアル周波数測定」を採用しており、より正確に筋肉と脂肪の測定が可能だという。

専用アプリ「HUAWEI Health」(Android 5.0以上、iOS 9.0以上に対応)と連動させることで、詳細な体組成分析結果を得られる。また、独自の体組成検出アルゴリズム「HUAWEI TruFit 2.0」に基づいた、12種類の一般的な身体指標と、部位別の体脂肪量・骨格筋量(右腕・左腕・胴・右脚・左脚の5カ所×2)計22項目のデータも見られる。

  • 専用アプリ「HUAWEI Health」の体組成分析結果

本体を自宅のWi-Fiに接続すると、測定結果が「HUAWEI Health」アプリに自動で転送される(2.4GHzのみ対応)。また、Bluetoothでスマホを本体と接続して計測結果を確認することも可能だ。

  • Wi-FiやBluetoothを利用し、結果を自動でアプリに送信できる

測定したデータは10アカウント100人まで登録でき、過去のデータを元に自動で個人を判別する。測定したデータをクラウドにアップし、関連アカウントに送信するため、それぞれのスマホで確認できる。

データが保存されない「ゲストモード」も搭載し、アプリから性別・身長・年齢を入力すると体組成の分析ができる。その際データは共有できるが、測定後削除される仕様になっている。

本体表面はサンドブラスト加工を施したガラスを使用し、数値の表示部分はLEDで表示。グリップは埋め込み式で、伸縮可能なコードと一緒に本体へ収納できる設計だ。裏面の脚部は3.6mm。底にシリコン素材を使用し、滑りにくい設計になっている。

測定する一般的な身体指標は体重、BMI、体脂肪率、除脂肪体重、骨格筋量、体内水分率、タンパク質、骨ミネラル量、内臓脂肪、基礎代謝量、心拍数、四肢骨格筋。ペースメーカー、人工内耳などの植え込み型医療機器を使用中の人や乳幼児、妊娠中の人には使用を勧めていない。

本体サイズはW230×D320×H29mm、重さは約2.25kg(電池含まず)。電源は単三アルカリ乾電池3本。電源の持続時間は1日1回の測定で約360日。測定可能な重量は5kgから150kgまで。