米Western Digitalは5月9日(現地時間)、単体で26TBもの大容量を備えたデータセンター向けHDD「Ultrastar DC HC670 UltraSMR」を発表した。すでに一部のハイパースケール級システムのプロバイダーに向けてサンプルの提供を開始している。

1枚で2.6TBにも及ぶプラッタを10枚も組み合わせたことで、単体で26TBもの大容量を利用できるHDD製品。独自の「OptiNAND」テクノロジーやenergy-assisted PMR(エネルギーアシスト型PMR、ePMR)、トリプルステージアクチュエータ(TSA)、HelioSeal(ヘリウム充填)、UltraSMRなどさまざまな技術を結集させて大容量化を実現し、面密度におけるリーダーシップを発揮。データセンターにおける総保有コストの削減に貢献するとしている。

また、あわせてデータセンター向けHDDの新製品「22TB Ultrastar DC HC570 HDD」も発表された。すでに大量生産が始まっているという。