LINEで「この人ブロックしたいな」と思っても、実際にブロックした後にどんな変化が起きるかわからないため、決断できない人もいるでしょう。この記事では、LINEでブロックするとどうなるかについて解説します。

  • LINEでブロックするときの確認画面

    LINEで相手をブロックするときは、「ブロックしますか?」と確認する画面が表示されます。ブロックする手順を知りたい方は、下記の関連記事をご参照ください

【関連記事】
LINEでブロックする方法 - 相手にバレる可能性は?

LINEでブロックすると変わること

LINEでブロックすると、相手が発したトークや通話を受け付けなくなることはご存じの方も多いでしょう。自分が相手をブロックした場合にLINEでのやり取りがどうなるか、以下に挙げます。

  • 友だちリストから相手が消える
  • トークメッセージは相手から届かず、自分からも送信不可となる
  • 通話機能が相互に遮断される(着信・発信とも機能停止)
  • LINEスタンプのプレゼントが相互に不可となる
  • ノートやアルバムなどの機能が制限される
  • LINE Payで相手への送金が不可となる(送金先に相手が表示されない)

続いて、それぞれの変化について詳しく説明します。

友だちリストから相手が消える

LINEでブロックすると、自分の「友だちリスト」から相手のアカウントが消えます。ただし、「友だち」としての関係は続いているため、自分の「ブロックリスト」に相手のアカウントが残ります。自分のブロックリストから相手を削除すると、自分の友だちから完全に消すことができます。

  • LINEでブロックすると、友だちリストから相手が消える-1

    【ブロック前】ここでは例として、鈴木朋子という友だちをブロックします

  • LINEでブロックすると、友だちリストから相手が消える-2

    【ブロック後】ブロックした相手が友だちリストから消えました

  • LINEでブロックすると、友だちリストから相手が消える-3

    【ブロック後】ブロックリストを開くと、先ほどブロックした相手が存在します。ここで「削除」をタップすると、LINEの友だちから完全に削除されます。友だちの完全削除について詳しくは下記の関連記事をご参照ください

【関連記事】
LINEで友だちを削除する方法 - 完全削除はブロックしてから実行

トークメッセージは受信・送信とも不可

LINEでブロックすると、相手とのトークルームの送信欄に「ブロック中」と表示されます。ブロックしている間は、自分からメッセージを送信することも、相手からのメッセージを受信することもできません。もちろん、トークに対するリアクションもできなくなります。

ブロックされた相手は今まで通り、自分宛てにメッセージを送信できますが、実際には届かず、既読にならない状態となります。

ただし、1対1のトークではなく、グループトークの場合はこれまでと同じように相手のメッセージを読むことができ、相手も自分のメッセージを読むことができます。

  • LINEでブロックした側のトーク画面

    【ブロックした側】ブロックすると、相手とのトークルームに「ブロック中」と表示されます。ブロック後に相手から送信されたメッセージは届きません

  • LINEでブロックされた側のトーク画面

    【ブロックされた側】ブロックされた相手の画面には、目立った変化は現れません。ただし、新たにメッセージを送っても既読になることはありません

通話機能が相互に遮断される

LINEでブロックすると、相手から通話がかかってきても通知されず、呼出音が鳴りません。自分から相手にかけることもできません。音声通話、ビデオ通話のどちらも遮断されます。

ブロックされた相手は今まで通り、自分宛てに通話やビデオ通話をかけることができますが、受話されない状態になります。ただし、グループ通話やグループのビデオ通話はブロック以前のように利用できます。

LINEスタンプのプレゼントが相互に不可となる

ブロックした後は、自分からLINEスタンプを相手にプレゼントすることができません。そして、相手も自分にLINEスタンプをプレゼントすることができません。相手側はこの仕組みを使って、スタンププレゼントを試すことで、ブロックされたかどうか確認できます。

【関連記事】
LINEでブロックされたか確認する方法 - スタンププレゼントが有効

ノートやアルバム、イベントなどが使えなくなる

ブロックした相手とのトークルームでは、ノート、アルバム、イベント、BGMが使えなくなります。ただし、トークルームから閲覧することはできます。また、過去に送り合った写真や動画、リンク、ファイルはメニューから参照できます。

  • LINEでブロックすると、ノートやアルバム、イベントなどが使えなくなる

    【ブロックした側】ブロックすると、ノートやアルバムなどの機能が薄い表示になり、使えなくなります

LINE Payで相手への送金が不可となる

相手をブロックすると、LINE Payで送金しようとしても、送金先のリストに相手が表示されません。相手のアカウントが選択できないため、LINE Payでの送金は不可能になります。

LINEでブロックしても変わらないこと

LINEでブロックしても、それ以前と変わらないこともあります。前述のとおり、ブロックしても相手には通知されず、ブロックリストから相手を削除しない限り、友だちの状態は続きます。ブロック後も変わらないことを以下に挙げます。

  • ブロックしたことは相手に通知されない
  • 「友だちリスト」からは消えるが、友だちの状態は継続している
  • ブロックする前のトーク履歴は会話、写真、動画とも閲覧可能
  • ブロックする前のトーク履歴は「Keepに保存」「スクショ」などのアクションが可能
  • グループトークでは相互にメッセージを送受信可能
  • トークの検索結果では相手もヒットする
  • LINEでブロックする前にトークメッセージを長押ししたメニュー

    【ブロック前】トークメッセージを長押ししたメニューです。リアクションも含めて多くのボタンが表示されます

  • LINEでブロックした後にトークメッセージを長押ししたメニュー

    【ブロック後】トークメッセージを長押ししても、ボタンは削除、ショップ、スクショの3つのみに限定されます

  • LINEでブロックした後に相手とのトークを検索

    トークの検索結果には、ブロックした相手も表示されます

グループトークはブロック後も変化なし

「ブロックしたので相手とLINEをやり取りすることはなくなった」と考えてしまいますが、グループトークに関してはブロックした後も変わりなく交流できます。グループトーク、グループ通話、グループのビデオ通話も他のメンバーと同様に可能です。

つまり、相手が同じグループに加入している場合、相手との1対1のトークは未読のままなのに、グループトークは既読になるという状況になります。これにより、相手は自分がブロックされていることに気づく可能性があります。

また、ブロック後に相手が自分を含むグループを新規作成しても、自分がメンバーに追加されることはありません。この場合、相手がブロックに気づくかもしれません。

自分がブロックしたことを知られないためには、相手と共通のグループを前もって退会しておく方法があります。ただし、退会時に他のメンバーに不審に思われるかもしれません。

LINEでブロックされた相手側で変わること

LINEでブロックされた側に起こる変化は以下になります。詳しくは、関連記事を参照してください。

  • メッセージは送信できるが、既読がつかない
  • LINEの通話をかけても応答しない
  • スタンプのプレゼントを受け付けなくなる
  • 新規作成したグループに相手を追加しても反映されない

【関連記事】
LINEでブロックされたらどうなる? 起きる変化と見分け方

まとめ

ブロックは相手に通知されないとはいえ、今までのやり取りとは異なる動作になるため、ブロックしたことはいずれ相手に知られると覚悟した方がいいでしょう。もし、ブロック後に仲直りする可能性があるのなら、ブロックリストに相手を残しておくと、すぐに復旧できますよ。