NTTドコモは3月20日に、eスポーツリーグ「X-MOMENT Rainbow Six Japan League 2022(RJL2022)」のメディア向け発表会と、一般向けファンイベント「ニジロクジ!春のX-MOMENT~2時から6時までシージリーグのこと全部教えますスペシャル 2022~」を開催しました。

メディア向け発表会では、X-MOMENTに参加している選手やチームを幅広く紹介しているテレビ東京系のeスポーツ番組「CHOTeN」でMCを努める藤森慎吾さんや、自他ともに認めるゲーマーである貴島明日香さんを迎え、トークセッションが行われました。

  • メディア発表会とファンイベントに参加した藤森慎吾さんと貴島明日香さん

  • 番組で選手の家族や生い立ちなどを紹介していることから、選手のパーソナリティに着目する藤森慎吾さん

  • 朝一の番組に出演しながらも深夜までゲームをしてしまうゲーム好きの貴島明日香さん

ファンイベントの「ニジロクジ!」では、藤森慎吾さんと貴島明日香さんに加え、MCに松嶋初音さん、ゲストに父ノ背中のけんきさん、eスポーツ実況のOkayamaさんが登壇します。最初に発表されたのは「富士山」「3シーズン」「野々宮ミカ」「スポンサー」「8→10」の5つのキーワード。それぞれが「RJL2022」を象徴するものとなっています。

「富士山」は、「RJL2022」の新しいロゴマーク。富士山と花火をモチーフにしています。また、「RJL」出場権をかけたオープン大会の「Rainbow Six Japan Open(RJO)」のロゴは飛躍を意味する鶴をモチーフに、招待制大会の「Rainbow Six Japan Championship 2022」のロゴは桜をモチーフにしており、いずれも世界に日本をアピールするデザインと言えるでしょう。

  • ファンイベントは多くの来場者が集まるオフラインイベントとなりました

  • 「RJL2022」に関連する5つのキーワードが登場し、それぞれについて発表がありました

  • 富士山と花火、背景には波と雲をイメージした「RJL2022」のロゴと、鶴をイメージした「RJO2022」のロゴ、桜の花をイメージした「Championship2022」のロゴが公開されました

「3シーズン」は、RJL2022の構成が3シーズン制になることを示しています。シーズン1・2では成績に応じて「RJL」と「RJO」でプレイオフを行い、シーズン3では「RJL」と「RJO」による入替戦が行われる予定です。

「野々宮ミカ」は、視聴者参加型の企画コーナーに登場する「G-STAR.GAMING」所属のストリーマー。「RJL」をリアルタイムに盛り上げる役割を果たします。また、2022シーズンの新たな「スポンサー」も発表。パートナーとサポーティングカンパニーの2カテゴリーで展開しており、「RJL2022」を支えくれる企業が公開されました。

  • 「RJL2022」のリーグ構成

  • 3シーズン通しての年間ポイントによる順位も用意

  • 「RJL2022」のパートナー企業一覧

  • 「RJL2022」のサポーティングカンパニーの一覧

「8→10」は、「RJL」の参加チームのこと。これまでの8チームから、2チーム追加の10チームで開催されます。「RJL」は、選手への給料保証があるので、それだけプロ選手として活躍できる人数が増え、『Rainbow Six Siege』の裾野を拡げることにつながるでしょう。チーム数の増加はリーグ戦の試合数の増加にもつながり、視聴試合数が増えるので、ファンにとってもうれしいところです。

追加2チームは海外からの参戦。1つはイギリスのロンドンを拠点に2004年に設立した老舗名門eスポーツチームFnatic。もう1つはフランスのサッカーリーグのクラブチーム、パリ・サンジェルマンを母体とするPSG Esportsです。

Fnaticは、2019年11月に日本でのビジネス交流会「Fnatic NIGHT」を開催しており、日本での活動をずっと視野に入れていました。今回の「RJL2022」の参戦で、2年半ごしの悲願達成。急遽参戦したのではなく、長らく準備してきた結果と言えるでしょう。

次に行われたのは各チームのロースター発表。「RJL2022」の初戦の組み合わせになる2チームずつで登場しました。組み合わせは、エヴァ:e対Crest Gaming Lst、Fnatic対PSG Esports、FAV gaming対DOUNUTS USG、CYCROPS athlete gaming OSAKA(CAG)対SCARZ、REJECT対Sengoku Gamingです。

注目は、新加入の海外勢対決のFnatic対PSG Esports。その実力は未知数ですが、はたして「PJL2022」の台風の目となるのでしょうか。

また、Sengoku GamingからFAV gamingに移籍してきたRamu.選手にも耳目が集まります。「RJL2021」では全選手トップKPR(1ラウンド中の平均キル数)0.91をたたき出したエースプレイヤーで、世界大会の「Six Invitatinal2019」では日本チーム最高位となるベスト4進出に貢献しました。そして、「RJL2021」を全勝で優勝したCAGが、今シーズン猛威を振るうのかも見物です。

  • エヴァ:e

  • Crest Gaming Lst

  • PSG Esports

  • Fnatic

  • FAV Gaming

  • DOUNUTS USG

  • CYCROPS athlete gaming OSAKA

  • SCARZ

  • REJECT

  • Sengoku Gaming

ロースター発表の後は各チームの代表選手選抜によるエキシビションマッチが行われました。藤森チームと貴島チームに分かれ戦います。抽選の結果、藤森チームには、CAG、Crest Gaming Lst、エヴァ:e、REJECT、FAV Gamingの代表が選ばれ、貴島チームには、PSG Esports、Fnatic、Scarz、Sengoku Gaming、DOUNUTS USGが選ばれました。

エキシビションマッチらしく、いつもは敵同士となるメンバーと協力しあって対戦をしていました。

  • エキシビションマッチは海岸線ステージの7ラウンド先取。結果は7-3で藤森チームが勝利となりました

イベント会場には、チームブースが用意されており、選手はそこで待機していました。インターバルやイベント終了後にファンミーティングが行われ、選手にサインをしてもらったり、チームグッズを購入したり、一緒に写真を撮影したり、ファンにとってもいい交流の場となったことでしょう。

もちろんコロナ対策をしたうえで交流していましたが、コロナ禍以前はイベント会場ではこういったファンミーティングは当たり前の光景だったので、いち早くコロナ禍が終息し、eスポーツイベントの日常が戻ってくることに期待したいところです。

  • 選手との交流がはかれたファンミーティング

「RJL2022 シーズン1」は、3月26日に開幕。4月23日まで9日間かけて行われます。少しでも気になった人はぜひ視聴してみてください。