カシオ計算機の耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の中で、近年の人気シリーズとなっているのが「MT-G」だ。メタルと樹脂を巧みに融合させたMT-Gは、上質な作りとともに、G-SHOCKらしくシンプルにかっこいい。レインボーIPの採用など意欲的なモデルがヒットしているのもMT-Gの特徴だ。

  • G-SHOCKで人気のMT-Gがまたまた進化。かなりの薄型化を達成した「MTG-B3000」シリーズ(画像はMTG-B3000BD-1A)

そのMT-Gから、新作の「MTG-B3000」が登場する。新開発のモジュールと耐衝撃構造によって、薄型化を図っているのが大きな見どころだ。正面から見るとまさにG-SHOCKだが、本体の厚さが12.1mmとなかなか薄く、身に着けやすい(ケースサイズは51.9×50.9×12.1mm)。従来のMT-Gと比較して、2mm以上も薄くなっている。

新開発のモジュールは、ソーラー駆動するクロノグラフタイプのG-SHOCKとしては最薄のもの。このモジュールを、カーボン繊維強化樹脂ケースで保護し、さらに外側をメタルパーツで覆っている。メタルの質感を生かしつつ、軽量化を実現した新しい「デュアルコアガード構造」だ。

  • ソーラークロノグラフのG-SHOCK史上最薄となる新開発のモジュール

  • ステンレススチールの裏ぶたパーツでケースを覆った、こちらも新開発の耐衝撃構造

ステンレススチールの裏ぶたパーツは、プレス・切削・研磨を何工程も重ねた立体的な形状。ケースの側面まで覆い、りゅうずやボタンの保護と、ラグの役割も果たしている。

ラインナップは3モデル。全体をグレーでまとめた「MTG-B3000B-1A」はソフトウレタンバンドで価格は121,000円だ。そして、色使いが目を引く「MTG-B3000BD-1A」(レッド)と「MTG-B3000BD-1A2」(グリーン)は、レイヤーコンポジットバンドを採用。両者とも137,500円だ。

  • MTG-B3000B-1A

  • MTG-B3000BD-1A

  • MTG-B3000BD-1A2

機能としては、Bluetoothでスマートフォンと連携するモバイルリンク機能を搭載。専用アプリ「CASIO WATCHES」を使って、自動時刻補正やスマホ探索、時計ステータス表示といった機能を提供する。また、世界の約300都市をアプリ上の地図から選んでワールドタイムを設定できるのも使いやすい。タイムゾーンとしては27、各地のサマータイムも自動で設定される。

  • MTG-B3000シリーズのおもな仕様(クリックで拡大)