2021年7月の「Pokémon GO Fest 2021」から半年以上が経過したある日、ライター岡安から『ポケモンGO』の記事を掲載しようと提案される。不定期で連載していた『ポケモンGO』の記事のことだと編集・安川が理解するまでにかかった時間は、およそ30秒。じゃあ、まあ、やらないよりかはマシなので、2022年のイベントを振り返る。

2022年の『ポケモンGO』イベントを振り返る

岡安:そろそろ『ポケモンGO』の記事を掲載してみるっていうのはどうでしょうかね。

安川:ああ、まだやる気あったんですね。そろそろどころかずっと待っていましたよ。例年ですと年末に1年の振り返りをするのに、もう2月、というかほぼ3月じゃないですか。世間のポケモントレーナーは、その間、シンオウ地方をリメイクしたり、ヒスイ地方に転生したりしているのに。シュウゾウのポーチ収納術でカツアゲされているのに。

岡安:時間が経つのは早いですね。今さら2021年の振り返りをしても仕方がないので、2022年のことを見てみますか。

安川:釈然としませんが、とりあえずやらないよりはいいですね。

岡安:2022年はまず、正月イベントがありました。シルクハットを被ったホーホーとかとんがり帽子を被ったニドリーノとゲンガーが出現したほか、2020年のメガネをかけたヤドンをヤドキングに進化させると、2022年のメガネを掛けたヤドキングになりました。

安川:2021年は、2020メガネをかけたヤドンをヤドランに進化させると、2021メガネをかけたヤドランになったんですよね。

岡安:そうです。来年もやるんですかね。その場合はガラルの姿のヤドンに2023年のメガネをかけさせるんでしょうか。

  • 2022年の年明けを飾るに相応しい2022年メガネをかけたヤドキングが登場しました

  • とんがり帽子を被ったニドリーノ

  • 金色のシルクハットと蝶ネクタイで着飾ったホーホー

安川:ほかにも着飾ったポケモンが出ていたんですよね。

岡安:初出ではありませんが、シルクハットピカチュウやとんがり帽子ケムッソも出ていました。レイドバトルでは、とんがり帽子のラッタやニドリーノ、ゲンガー、ソーナンスもいましたね。

  • 紫色のシルクハットを被ったピカチュウ

安川:正月イベントが終わったあとって何がありましたっけ。

岡安:「カントーはつでんしょイベント」です。でんきポケモンがたくさん出ました。

安川:ああ、そうだ。エリキテルが出たんですよね。ほかにもエレブーとかビリリダマとかサンダースとか。

岡安:コイルの色違いがほしかったんですけど、出ませんでしたよ。あとはマグマッグの色違いが実装された「高まるエネルギーイベント」もありました。

  • 初登場のエリキテル

安川:コミュニティデイ以外は「色違いって何?」って感じで、さっぱりです。SNSでは色違いの捕獲報告をよく見かけるんですけど、我々と違う世界線の人たちなんですかね。

岡安:まあ、色違いを追いかけすぎると大変なので、「出たらラッキー」程度で考えるのがいいと思います。そのあとは旧正月イベントでした。シシコの色違いが登場したり、ニャスパーの色違いが登場したり、フィールドリサーチもありましたね。そういえば、最近、欧米でも旧正月をイベントで取り上げられるようになりましたが、中国文化が出回ってきたってことなんでしょうか。

安川:うーん、クリスマスやバレンタインなどの定番イベントに飽きてきたから日本でハロウィンが盛り上がるようになったのと同じで、はしゃげるイベントを増やしたいだけな気もします。

岡安:ああ、なるほど。じゃあ、お盆とか日本のイベントも輸出できるといいですね。『ポケモンGO』でもゴーストタイプが出やすくなるとか。まあ、ハロウィンと差別化しにくいかもしれませんが。

  • 旧正月イベントで大量に発生したシシコ

安川:あとは初登場のポケモンが数種類いましたね。フラベベとかヒスイのビリリダマとか。

岡安:フラベベは5種類いて、日本で捕獲できるのは、しろいはなとオレンジいろのはなとあおいはなの3種類。しろいはなとオレンジいろのはなは、全世界共通で、あおいはなはアジア太平洋地区で捕まえられるんです。

安川:地域限定は久々ですね。えっと、あかいはなが欧州、中東、アフリカで、きいろのはなが南北アメリカでしたっけ。コロナ禍で海外に行きにくいので、すべてのいろを集めるのはしばらく先になりそうです。

岡安:というか、そもそもアジア太平洋限定のあおいはなばかりでて、しろいはなは2回しか遭遇していません。オレンジいろのはなに関しては見かけてもいないです。海外どころの話ではありませんよ。

  • ヒスイのビリリダマ

  • フラベベのしろいはな。オレンジいろのはなとしろいはなは全世界共通ですが出現率はかなり低い

レアポケモンが続々出ている2022年のレイドバトル

安川:そういえばレイドバトルって、2022年に入って結構レアなのが登場し続けていますね。

岡安:キュレム、ヒードラン、ゲノセクト、レジアイス、レジロック、レジスチル、デオキシス ノーマル、デオキシス アタック、デオキシス ディフェンスと続いています。デオキシスは色違いが初登場なので、なおさらレア度が高まりますね。

安川:これだけ欲しいポケモンが続くとレイドパスが足りませんよ。

岡安:まあ、ちょっと続きすぎって感じもしますが、豪華で楽しいのはいいことです。

  • レイドバトルに登場したヒードラン

  • 同じくレイドバトルに登場したゲノセクト

安川:コミュニティデイは1月がタマザラシで、2月がハネッコでした。色違いはたくさん取れましたか?

岡安:タマザラシは結構捕れたんですけど、ハネッコは最初に3匹捕れたあと、残り20分まで3時間くらいずっと出なくて焦りました。最後の20分で3匹ゲットして計6匹捕れましたが、フルで参戦していたにしては少なかったですね。

安川:最近、『ピクミンブルーム』も始めたので、コミュニティデイが月に何度もあって大変です。『ピクミンブルーム』は1万歩も歩かないといけないので、家に籠もっていても参加できる『ポケモンGO』のほうがラクと言えばラクですね。

  • 1月のコミュニティデイはタマザラシ。色違いは薄紫でした

  • 2月のコミュニティデイはハネッコ。色違いは薄緑

岡安:12月から2月まで3カ月の長丁場で開催されている「ヘリテージイベント」もありました。

安川:あれってよくわからなかったんですけど、タイムチャレンジがたまに出てくる感じですか。

岡安:そうですね。月ごとに変わるタイムチャレンジ報酬でアバターの衣装がもらえます。12月はモノズの帽子でした。ただ、1月と2月は2月26日に開催される「PokémonGO Tour 2022」のチケットを購入していないと参加できないんですよ。1月分は1月10日までに、2月分は2月10日までに購入していないと参加できません。

安川:ああ、だから参加できていないのか。というか「PokémonGO Tour 2022」はもうすぐですね。あ、次回はそのレポートってことで。頼みますよ!