アドビは2月21日、N高等学校・S高等学校を運営する角川ドワンゴ学園が開発した、「Adobe Creative Cloud」活用のためのデジタルクリエイティブ教材を一般公開した。主に学校での活用を意図したものだが、誰でも無料ダウンロードできる。

  • アドビが角川ドワンゴ学園とパートナーシップを結び、Adobe Creative Cloudのアプリに関する教材を一般公開

    アドビが角川ドワンゴ学園とパートナーシップを結び、Adobe Creative Cloudのアプリに関する教材を一般公開

公開する教材は以下の4点。対象となるのは画像編集アプリ「Adobe Photoshop」、グラフィックデザインアプリ「Adobe Illustrator」、ビデオ編集アプリ「Adobe Premiere Rush」。

  1. Google WS+Illustratorで、生徒が自学自習できる授業 -イラストレーター入門編-
  2. Google WS+Photoshopで、生徒が自学自習できる授業 -フォトショップ入門編-
  3. 推しメシプロジェクト -Photoshopで「食べたくなる」をデザインする- (3月公開予定)
  4. プロモ動画制作プロジェクト -Premiere Rushで15秒動画を制作する- (3月公開予定)

2月21日に公開された教材(1と2)は、各アプリに初めて触れる生徒向けの学習教材。角川ドワンゴ学園ではN中等部において1年生から学習に使っている。教職員がオンライン学習システムのGoogle Classroomを使用して生徒に教材を配布し、課題を出すことが可能。

3月公開予定の教材(3と4)は、アドビのアプリを利用したプロジェクト型学習(PBL)の授業向け教材となっている。

教材はすべて、教育関係者向けオンラインコミュニティ「Adobe Education Exchange」上にて公開。ダウンロードにはAdobe IDが必要だが、Adobe IDはアドビ製品を使っていなくても無料で作れる(13歳以上の年齢制限あり)。

教材の使用にあたって、アドビや角川ドワンゴ学園への連絡は不要。ただし、教材の改変・再配布は行わないよう呼びかけている。