コミックマーケット準備会は、「コミックマーケット100」(C100)を8月13~14日の2日間、東京ビッグサイトで開催すると発表した。

  • コミックマーケット100

    コミックマーケット100の会場となる東京ビッグサイト

C100の会場は東京ビッグサイトの全ホールで、C99同様に2日間開催となる。同準備会は開催期間を2日間にした理由について、「3年ぶりの炎天下の開催において、マスクを付けたままでの3日間開催は、参加者の体力的な問題も予想され、また、コロナ禍で参加できない準備会スタッフも少なくなく、万全の体制を3日間にわたって組むことができるかへの懸念もあった」と説明している。

今回も新型コロナウイルス感染症の感染防止対策が引き続き求められ、C99同様に検温及びワクチン・検査パッケージを導入予定。現状、政府の方針として同制度は当面適用しないが、同準備会では、新型コロナワクチンの3回目接種が普及する8月までには再開されると想定し、イベント開催に関する各種ガイドライン等に則ってC100を開催することとした。

夏の開催となることから、検温及びワクチン・検査パッケージは屋内で行い、待機用にホールを割くこともあって、C100はC99とほぼ同程度の1日当たり約11,000サークルでの開催となる。また、C99におけるワクチン・検査パッケージ技術実証の結果と、感染症対策の経験等を踏まえ、現時点の方針としては1日当たりの来場者数は8~9万人を目指す(前回は約55,000人)。

基本的な感染症対策は、C99に準じた対策を講じる予定。すべての参加者に対し、検温、ワクチン・検査パッケージ等の確認結果として、リストバンドの装着を求める。また、新型コロナワクチンについては「3回目接種済みであることが、C100時点のワクチン接種証明の確認条件となる可能性が高いと思われる」(同準備会)としており、接種が可能な人に対しては3回目の接種券が届き次第、速やかな接種を行うよう呼びかけている。

  • コミックマーケット99

開場時間については、来場者増に伴って従来よりも30分繰り下げ、10時30分に決定。今後変更の可能性もあるが、10時30分より早めることはないとしている。なお、入場後より、東地区・西南地区の移動は可能となる見込みだ。

一般参加者については、企業ブース行きも含めて、事前販売するチケットの購入が必要となる。一般入場チケットよりも早く入場できるアーリー入場チケットも販売する。Web上で受け付け、コンビニで発券するかたちとなり、当日販売は行わない。申込数が販売予定数を超えた場合は抽選となる。なお、チケットを持っていない人向けのいわゆる“フリー入場”の時間は設けない。

C100のサークル参加申込は2月22日に開始し、申込受付期間は郵送が3月7日まで(消印有効)。オンラインの決済締切は3月7日、申込締切は3月9日。コミックマーケットカタログについては、冊子版・DVD-ROM版、企業ブースパンフレットのいずれも刊行を検討中とのこと。

全参加者に向けた案内の内容は多岐にわたるため、詳細は開催概要のWebサイトを参照のこと。

なお、同準備会は2021年12月に開催したコミックマーケット99(C99)において、準備会スタッフを含む複数名が新型コロナウイルスに感染したことについて「(C99の)当日及び開催前後の懇親会、会食の自粛等をお願いしていたところ、準備会スタッフ内からこの要請に反する者が複数出たことを厳粛に受け止めて、参加者の皆さんに改めて心よりお詫び申し上げます」と謝罪。再発防止に取り組むとしている。