パナソニックは、大阪中之島美術館の開館記念展「みんなのまち 大阪の肖像」第2期(会期:8月6日~10月2日)において、同社が収蔵している電化元年と言われた1953年からの歴史商品を多数展示すると発表した。

パナソニックは同美術館と、工業デザインのアーカイブ化を2014年秋から推進しており、同館の主要プロジェクトのひとつである「インダストリアルデザイン・アーカイブズ」の構築に携わっている。

同社は1918年に大阪で創業。創業者の松下幸之助は「より豊かなくらしをおくりたい」という人々の願いを満たしていくところに、企業の役割、使命があると考え、人々の生活に役立つさまざまな商品を世の中に送り出してきたという。「インダストリアルデザイン・アーカイブズ」では、そうしたパナソニックの歴史商品に関する情報をアーカイブ化した。

同美術館の開館記念展「みんなのまち 大阪の肖像」の第2期「『祝祭』との共鳴。 昭和戦後・平成・令和」では、パナソニックが収蔵する3,000点の歴史商品の中から厳選したエポックメイキングな商品を多数出展する予定だ。

大阪中之島美術館は2月2日に開館予定。同美術館では、美術やデザイン品の歴史、作品、作家などに関するさまざまな情報資源を整理して公開する「アーカイブズ」を美術館の主要機能のひとつと位置付けている。