プラスは、人が集まる場所のCO2濃度を測定し、LEDの色で換気のタイミングを知らせる「CO2モニター」(AT-C01)を1月31日に発売する。価格はオープンプライス。全国の文具店や量販店、専門店、オフィス家具店、オフィス通販、インターネット通販などで取り扱い、プラス ジョインテックスカンパニーでは24,475円で販売する。

  • CO2モニター(AT-C01)

ピラミッド型のデザインを採用し、離れていてもさまざまな角度から見やすいように配慮したCO2モニター。オフィスや学校、医療機関、飲食店といった人が集まる共有空間での利用を想定している。

換気の目安として必要なCO2濃度、温度、湿度を常時測定(機器周辺のみ)し、数値を本体下部に表示。機器周辺のCO2濃度が上がって設定数値を超えると、濃度に応じてLEDの色が緑・黄・赤の3段階に変化し、換気の目安を分かりやすく知らせる。

  • 前面

  • 側面

発光色は緑(700:良好)・黄(900:やや良好)・赤(1,000:要換気)の3段階。赤いLEDのみを点灯させるエコモードや、LEDをオフにして数値のみ表示するオフモードも選べる。

  • 発光イメージ

  • オフモード(数値のみ表示)

CO2濃度を測定するNDIR方式(Non Dispersive InfraRed:非分散型赤外線)のセンサーを本体に搭載。施設によって異なる換気の基準に合わせ、LEDの色が変化するCO2濃度のしきい値を設定できる。また、LEDの明るさを、設置する場所の明るさに応じて3段階で調節可能だ。なお、ビル管理法では1,000ppm以下、学校衛生基準では1,500ppm以下が基準値となっている。

  • 利用イメージ

測定範囲は、CO2濃度が0~5,000ppm(測定誤差:±5%+50ppm)。温度は0~50度(同±2.0度)、湿度は20~90%RH(同±7%RH)。付属のACアダプターで動作する。本体サイズは107×107×86mm(幅×奥行×高さ)、重さは180g。

室内空間における新型コロナの感染予防に向けて換気の徹底が求められる中、換気を行う目安として空間内のCO2濃度を測る機器の活用が増えているが、表示されるCO2濃度の数値になじみがないため分かりにくい、また角度によっては見づらいなどの課題があった。同製品は、プラスとぺんてるが運営する「協業推進プロジェクト」内の新規事業分科会の活動の一環として共同開発したもの。