Shokz(旧:AfterShokz)は1月10日、耳をふさがない骨伝導ワイヤレスイヤホンの新製品「OpenRun Pro」の国内一般販売に向け、GREEN FUNDINGで先行販売を開始した。直販価格は23,880円。公式サイトやAmazon、各家電量販店では2022年春頃に一般販売を開始する。

  • OpenRun Pro

  • OpenRun Proの装着イメージ

既報の通り、骨伝導イヤホンなどで知られる米AfterShokz(アフターショックス)は、2021年12月にブランド名を「Shokz(ショックス)」へと変更。ブランド名変更後の第一弾製品として、最上位機種となるネックバンドタイプのOpenRun Proを投入する。「Aeropex」(2019年発売)の後継機種となり、カラーはBlackとBlueの2色を用意。今後、Beige、Pinkの2色も発売予定だ。

OpenRun Proを試用した海上忍氏によるレビュー記事はこちら

OpenRun Proの詳細

OpenRun Proでは、新たに第9世代の骨伝導テクノロジー「Shokz TurboPitch」を採用。トランスデューサー(こめかみに接する部分)の内部に2ユニットのCoreCushion(ベースエンハンサー)を配置し、中域から高周波までの鮮明でクリアなサウンドに加えて、「信じられないほどの深みのある低音」を追求している。また、耳をふさがない構造のため、たとえば屋外でランニング中も周囲の音に気づける。

  • OpenRun Proのトランスデューサー部(こめかみに接する部分)

  • トランスデューサー部の内部構造

本体はチタン製のフレームを採用し、身体を動かしてもユーザーの頭に安定してフィットするという。また、操作しやすい大きなボタンや充電しやすい新しい充電端子を装備するなど、ユーザーフレンドリーなデザインに再設計。雨や汗、砂にも耐えるIP55防塵防水仕様だ。

  • 装着イメージ。左側トランスデューサー部のマルチファンクションボタンは音楽再生/停止や曲送り/曲戻し、受話/終話といった操作が行え、音楽停止中に2回押すとボイスガイダンスの言語を英語や日本語等に切り替えられる

  • 右側のコントロール部。充電端子や電源操作兼用の音量調整ボタンなどを備える

Bluetooth 5.1に準拠。ハンズフリー通話も行え、デュアルノイズキャンセリングマイクを両端に搭載して通話音質を高めた。マルチポイントペアリングにも対応する。再生周波数帯域は20Hz〜20kHz、音圧感度は105±3dB。

Shokzアプリ(iOS/Android用)を新たに用意しており、ペアリングやマルチポイントペアリングの設定、2種類のイコライザ設定(スタンダードモード、またはヴォーカルモード)を切り替えてサウンドカスタマイズが行えるという。

内蔵バッテリーでの連続動作時間(音楽再生と通話)は最大10時間。5分の充電で最大1.5時間使用できる急速充電にも対応する。バッテリー残量0%から20分で60%、30分で90%まで充電でき、1時間でフル充電可能だ。重さは29g。充電ケーブルとキャリングポーチが付属する。

  • 製品内容。左が充電ケーブル

  • 付属のキャリングポーチ

  • パッケージ