米HPは1月4日(米国時間)、ラスベガスで開催のエレクトロニクスショー「CES 2022」に合わせて、13.5型ノートPC「HP Elite Dragonfly G3」は発表した。Windows 11搭載のクラムシェルモデルに加えて、Chrome OS搭載の2in1タイプ「HP Elite Dragonfly Chromebook」および「HP Elite Dragonfly G3 Chromebook Enterprise」をラインナップする。いずれも米国では2022年3月から発売し、発表時点で価格は未定。日本発売も未定となっている。

  • 13.5型ノートPC「HP Elite Dragonfly G3」の本体カラーは、スレートブルー(左)とナチュラルシルバー(右)の2色で展開

Windows 11のクラムシェルモデルはビジネス向けの位置付けで、Intel EVOプラットフォームに準拠。Dragonflyファミリーとしては3世代目になる。アスペクト比が3:2の13.5型ディスプレイは、1,920×1,280ドット液晶(タッチ対応または非対応)、3K2L有機EL(タッチ対応のみ)が選べる。

CPUは第12世代Intel Coreプロセッサ(vPro)、メモリは最大32GB、ストレージは最大2TB SSD(PCIe 3 x4 NVMe)。通信機能はWi-Fi 6EとBluetooth 5.2のほか、オプションで4G LTE、5G、NFCに対応できる。インタフェース類は、USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.1、HDMI 2.0、nano SIMスロット、ヘッドホン・マイク端子。バッテリは4セルもしくは6セルで、USB PD(Power Delivery)65Wや急速充電をサポートする。

画面上部のWebカメラは、ノートPCとしては高画素な約500万画素で、レンズを無効化する電子シャッターを装備。Web会議向けに美顔機能を備え、Webカメラを用いるアプリケーションによらず機能する。また、マイクやスピーカーも、Web会議に最適化したモードを利用できる。

本体はMIL-STD-810に準拠した19のテストや、HP独自の耐久テストをパスした堅牢性を持つ。本体サイズは幅297.4×奥行き220.4×高さ16.4~16.9mm、重さは最小990g。