ソフトバンクは12月22日に開催された取締役会において、同社の完全子会社である株式会社ウィルコム沖縄を吸収合併することを決議した。合併の効力発生日は2022年4月1日。

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ウィルコム沖縄の設立は2004年で、当初はアステル沖縄の事業を譲受してPHSサービスを展開した。その後、たびたびの親会社の吸収合併・商号変更を経て、2019年3月にはソフトバンクの100%子会社となり、現在はY!mobileブランドの電気通信事業を沖縄県内で展開している。しかし沖縄以外のエリアでY!mobileブランドを展開しているのはソフトバンクで、沖縄県内だけが他都道府県と契約関係が異なる形になっていた。

ソフトバンクグループは成長戦略「Beyond Carrier」を推進するとともに徹底したコスト効率化による構造改革にも取り組んでおり、組織/事業の合理化と、グループ延滞の経営資源の効率化を進めるため、ウィルコム沖縄の吸収合併をするという判断に至った。

合併はソフトバンク株式会社とする吸収合併で、株式会社ウィルコム沖縄は解散する。合併の発効後、沖縄県内のY!mobileブランドサービスについてはソフトバンクが継続して提供する。完全子会社との合併のため、ソフトバンクの連結業績に与える影響は軽微だとしている。