OPPOは12月3日、血中酸素レベル測定や睡眠分析機能などを搭載した、お手頃価格のスマートウォッチ「OPPO Watch Free」を発表しました。同日15時から予約を開始し、ECサイトを通じて12月10日に発売します。価格は9,980円。

なお12月3日15時~12月9日23時59分までの予約期間中に購入(予約)すると20%オフ、加えて発売後の12月10日~12月24日23時59分までに購入すると10%オフになるキャンペーンも実施されます。

  • OPPO Watch Free。カラーはブラックとバニラの2色で、写真はバニラ

OPPO Watch Freeの外観とデザイン

OPPO Watch Freeは、高機能のOPPO Watch(実勢17,500円~23,800円前後)や、より廉価なOPPO Band Style(実勢4,100円前後)に続く新しいスマートウォッチ。OPPO Watch Freeの価格は約10,000円と、2つの中間に位置するモデルで、手軽にスマートウォッチを試したい人向けの製品となります。

画面は1.64インチのAMOLEDディスプレイ(280×456ドット)。画面は最大表示が108文字と、表示される情報量が多い長方形。ケース側面はカーブ形状になっており、“柔らかい”印象のデザインだと感じました。

ストラップ素材はシリコン。内側に波のようなデコボコが付けられており、OPPOは「通気性がよく肌に優しい」としています。試用機を短期間着けた限りは、冬という季節もあってか、確かに汗でベタッと張り付く感じはなく装着できました。

  • OPPO Watch Freeを装着した状態

  • 内側に波のようなデコボコが付けられている

  • バンドは手首側に巻くスタイル。装着に違和感はないが、一度はめるとサイズ調整がややしにくい

睡眠を分析する機能を強化、いびき検知も

OPPO Watch Freeの目玉となる機能は、詳細な睡眠分析。新たに、睡眠時間や夜更かし防止をリマインドする「就寝時間リマインダー」を搭載するほか、就寝中に血中酸素レベルと心拍数の自動モニタリングが可能に。加えて、スマートフォンと組み合わせることで、いびきの検知も行えるようになっています。

  • OPPO Watch Freeの睡眠サポートに注力する

いびきの検知は、OPPO Watch Free側にマイクを搭載しないため、ペアリングしたスマートフォンを寝室に持ち込んで使います。スマホ上で連携アプリ「HeyTap Health」の「スリープ」項目から、いびき検知をオン。スマホのマイクがいびき音を検知し、音の大きさに異常があった場合は記録します。

起床後は、いびき状況や、睡眠中の心拍・血中酸素レベルなどの数値を総合的に分析し、呼吸がスムーズにできているかをチェック。ユーザーへフィードバックします。

OPPOは、睡眠の質を自分で理解することで、より健康的に過ごせるという観点から、OPPO Watch Freeに睡眠分析機能を搭載しました。多角的に睡眠をモニタリングし、眠りの質を向上させるため、就寝前の「睡眠リマインド」、心拍数や血中酸素レベル、いびき検知などの「睡眠モニタリング」、起床後の「睡眠分析レポート」の3段階で、ユーザーの睡眠サポートを図ります。

  • 睡眠モニタリングでは、血中酸素レベルや心拍数のほか、設定でいびき検知が可能に

  • いびきが異常かどうかは、いびき音の大きさで判定されるが、睡眠の質は血中酸素レベルや心拍数などの数値から総合的に判断される

100種類以上のスポーツに対応、ストラップ込みで33g

アクティビティ機能も進化し、100種類以上のスポーツモードを搭載。また、4種類のスポーツ(ランニング、ウォーキング、ローイングマシン、エリプティカル)は事前の設定をせずとも、アクティビティを開始すると自動認識します。本体は5気圧防水に対応し、多少の雨でも使用に支障はなさそうです。

  • アクティビティの記録。詳細なグラフはスマートフォン側のアプリで確認できる。アプリで位置情報の取得を「常に許可」としていれば、ランニング経路などマップも一緒に表示される

本体の重さは、ストラップ込みで33g。バッテリー駆動時間は、何も設定を行わない「出荷時状態」で約14日間となり、これはOPPO Watch(約24時間)や、OPPO Band Style(最大12日間)より長時間。5分間の急速充電で1日の使用が可能なカラーバリエーションはブラックとバニラの2色で展開します。

文字盤は40種類以上から、好きなデザインをダウンロードして設定可能。一度にストックできるのは7種類まで。気になるデザインが8種類以上になると、1つずつストックを消していき、また新たにダウンロードする形です。また、自分の服装をカメラで撮影すると、自動でそのファッションに合った文字盤をデザインする「AIコーディネート」も注目の機能です。

  • OPPO Watch Freeのホーム画面長押しで、ダウンロードしてある7種類のデザインを切り替えられる

着けたときの軽さが印象的

「バニラ」カラーの試用機を短期間使ってみたところ、最初に装着したときの軽さが印象的でした。普段はスマートウォッチを着けていないため、椅子に座りじっくり仕事をしている最中に、「少し動き回りましょう」なんて通知が出るのも新鮮でした(そのまま5分間のストレッチも提案されます)。

  • 血中酸素レベルを手動測定。99%で異常なし

  • 仕事中は「ずっと動かず座っている」ということに、そもそも意識が行かないので、アラートが新鮮だった。5分間のストレッチは意外と負荷がありよい気分転換に

OPPO Watchと異なりマイク非搭載のため、SNSの通知に返信できない点は残念ですが、ディスプレイをタッチした際の反応はよく、特に操作でストレスは感じませんでした。

また、上位モデルのOPPO Watchではバッテリーの持たなさが指摘されていましたが、OPPO Watch Freeでは改善された印象です。

丸24時間使った時点でのバッテリー残量は、10分のランニングと5分のストレッチ(アクティビティ中は常時心拍計測)、数回の心拍計測・血中酸素レベル計測、睡眠中の着用などを行った状態で、97%→83%と約14%減っていました(いびきモニタリングオフ※アプリが試用機未対応のため睡眠中の心拍・血中酸素レベル測定もオフの状態。本来は睡眠中の心拍・血中酸素レベルは自動で計測されます)。

  • デバイス対応表。iOSデバイスの場合Androidと一部機能が異なり、マイクでいびきの音を取れず血中酸素レベルの推移での分析となる。一般公開中のHeyTap Healthアプリは発売日に合わせて更新され、OPPO Watch Freeに対応する予定

  • 購入情報。販売はAmazon.co.jpのほか、OPPOのPayPayモール店、楽天市場店で行われる