「ルルド」ブランドのマッサージクッションをはじめ、マッサージ機器などの製造販売を手がけるアテックスが、大阪にショールームをオープン。11月末日に実施されたプレスツアーに参加して、その内側に潜入してきました。
アテックスの新拠点は「暮らしに寄り添う木」
アテックスは1992年に大阪で創業。現在も本社は大阪にあり、国内では東京支社のほか、名古屋と福岡に営業所や物流センター、中国・上海や台湾にも事業所を構えています。
アテックスが新たな拠点としてショールームをオープンしたのは、本社のある大阪市平野区から北西に位置する、大阪市中央区の繁華街。近年はオシャレなカフェやショップが並ぶトレンドの発信地「南船場」にほど近いエリアです。
堺筋通り・南久宝寺通りと2つの通りに面する角地に位置する「ATEX大阪ショールーム」。建物の角に面した部分には、シンボルマークとなる大きな木がデザインされています。「人の暮らしに寄り添う木」=「人の暮らしに寄り添うATEX」という意味が込められているそう。
ビルは地下1階~地上8階建てで、そのうち1階~6階までの6フロアがショールームになっています。通りに面した1階のショーウィンドウには、アテックス製品を季節にあわせてスタイリングした展示が。通りかかって「何のお店だろう?」と気になり、足を止める人も少なくないでしょう。
各フロアはそれぞれ異なるテーマでまとめられています。残念ながら、一般の利用者が見学できるのは2階まで。3階以上は商談向けのショールームとなっており、見学には予約が必要です。
今回はプレスツアーで公開された3階以上も含めて、その内部をご紹介したいと思います。
1階「総合展示:Roots(根)」
木の根が大地とつながるように、“つながり”をイメージしたエントランスフロア。待合スペースにアテックスの癒やしアイテムが並んでいて、自由にお試しできます。
2階「快眠:Nest(巣)」
「睡眠の場=巣」のイメージから、人それぞれに合った巣作りを提案。ベッドと組み合わせて使うことで、より快適な眠りを実現する製品を提案するフロアです。
2009年に発売されたマッサージクッションが大ブレイクして以来、マッサージ器具の印象が強いアテックスですが、創業時には収納式折り畳みベッドをいち早く発売しました。現在も電動リクライニングベッドを多数展開するほか、快眠のための寝具も手がけています。
3階「快眠体験:Trunk(幹)」
ここからが商談向けフロア。製品のイメージごとに区分けした4つのブースで、寝具や快眠グッズを試用できます。
実際のベッドルームのように、アテックスのアイテムやイメージに合うインテリアでコーディネートされたブースは、そのまま泊まりたくなってしまうほどの居心地の良さでした。
4階「リラックス:Leaf(葉)」
アテックスの代名詞的ブランドである「ルルド」製品のフロア。マッサージ機器や美顔器、フィットネス製品まで、乙女心をくすぐるガーリッシュで愛らしいアイテムの世界観を堪能できます。
5階「ライフスタイル:Breeze(そよ風)」
1人暮らしのミレニアル世代、都市型ファミリー、シニアと世代ごとの部屋をイメージしたスタイリングで、暮らしのシーンに溶けこむ製品を提案するフロア。
カフェのような空間で、ユニセックスなデザイン性の「TOR」ブランドと「モノルルド」ブランドのアイテムを中心に体験できます。くつろぎ過ぎて長居してしまいそうでした。
6階「エクササイズ:Stream(巡り・流れ)」
おもに「ルルドスタイル」を紹介するフロア。まるでジムに来たような感覚で、フィットネス製品を試すことができます。
来客用フロアとしては最上階にあるので、エレベーターを使わずに階段で上って、最後にここで筋トレして仕上げれば、「アテックス城」を制覇した気分に浸れるかも?
プレスツアーには、アテックスの公式YouTubeチャンネルでプレゼンターを務めている名物キャラクターの「アテコ」さんが登場。11月に発売された新製品「EMSシート2」のモデルを務めて製品をデモンストレーションしてくれました。
1階から6階までアテックスのアイテムで埋め尽くされた大阪ショールーム。「木」をコンセプトとしているだけに、各フロアで使用されている床材もそれぞれのテーマに合わせて選別しているそう。フロア間(階段の踊り場)に設置されたお手洗いもそれぞれデザインが異なり、チェックポイントが満載でした。
3階以上が一般向けに公開されていないのが非常に残念、かつもったいないほどのこだわりっぷり。フロアの雰囲気の温かさは、アテックスのアイテムにも通じています。
7階は展示フロアになっているため、今後一般向けのイベントなどで、一般利用者も体験できる機会があることを切に期待しています。