サイバネットシステム(以下略、サイバネット)は11月30日、施設や工場、職場など室内の空気の流れをシミュレートし、最適な換気を提案する「3Dシミュレーションによる室内換気対策支援サービス」の提供を開始した。

3Dスキャンされた点群データモデルイメージ(同社資料より)

3Dスキャンされた点群データモデルイメージ(同社資料より)

サービスは、3次元形状処理とデータ変換の技術を持つエリジオン社の協力により開発されたもので、室内を3Dスキャナで撮影し、取得した点群データで3Dモデルを構築。データを元に空気の流れをシミュレーションし、動画で可視化された内容の確認を行いながら最適な換気環境を検証していくというもの。現在、コロナ対策として換気用の空調設備他、サーキュレーターやアクリル板などが普及しているが、効果的な活用法について明確なガイドラインが無く、利用者に任されている現状がある。同サービスを利用することで、器具をより効果的に利用した最適な換気環境を提供することが可能になる。サービスは同社のスタッフが3Dスキャンを撮影し、データの処理、シミュレーションまですべて含み500,000円(税別)からの提供となる。