必要十分なインタフェースを搭載

本体に搭載するインタフェースは、USB 3.1 Type-C、USB 3.0 Type-A×2基(1基はパワーオフUSB充電機能に対応)、HDMI出力(Standard A)、ヘッドホン&マイク端子、SDカードスロット、そして、有線LAN用のRJ45まで備える。

無線接続インタフェースでは、IEEE802.11axまでカバーするWi-Fi 6(2.4GHz対応)とBluetooth 5.0を利用できる。

  • 左側面には、電源コネクタ、SDカードスロット、ヘッドホン&マイク端子を備える

  • 右側面には、USB 3.1 Type-C、USB 3.0 Type-A×2、HDMI出力(Standard A)、RJ45を用意する

  • 正面

  • 背面

  • ACアダプタは左側面奥の専用端子に接続する。標準付属のACアダプタのサイズは105×44×29ミリ。重さはコード込みで実測284グラム。出力は20Vで3.25Aだ

本体にはディスプレイ上側にカメラを内蔵。720p対応で有効画素数が約92万画素、ステレオマイクを組み込んでいる。

カメラとともにテレワークで需要が増えているリモート会議のための機能としては、再生音量をそろえたりスピーカーから聞こえる範囲を変更したりできる「ミーティング機能」、周囲の雑音を抑える「ノイズサプレッサー」、残響を抑える「ルームエコー抑制」を備えている。

  • ディスプレイ上部に配置した有効画素数約92万画素のカメラ

キーボードは、キーピッチが約19.4ミリ(キートップサイズは実測で15ミリ)、キーストロークが約1.4ミリを、それぞれ確保している。

本体に「リフトアップヒンジ」機構を備えているので、ディスプレイを開くとキーボード側本体の奥が浮き上がり、実測で約2.5度の傾斜がかかってキーボードがタイプしやすくなる。

ただし、その機構を採用したためにディスプレイの最大開度に制約がかかり、こちらは実測で本体に対して135度、机面に対して132.5度の開き具合に留まる。

  • 軽めタッチのキーボード。タッチパッドのサイズは105×60ミリ

  • ストロークは1.4ミリを確保している。“主観的”感想としても十分な深さを認識できる

  • リフトアップヒンジ機構によって本体後端を浮き上がらせてキーボードに角度を持たせるようになっている

  • ディスプレイの最大開度は135度。ただし、リフトアップヒンジ機構で本体に2.5度の俯角が入るため机面に対するディスプレイの開度は132.5度となる

  • Bluetooth接続ワイヤレスマウスが標準で付属する。マウスの重さは実測で81グラムだった

14.0型で解像度が1,920×1,080ドットのディスプレイは、パネルが光沢仕上げなので表示がくっきりとして見栄えがする。その一方で周囲の映り込みも発生。映り込みが気になる場合は、デスクトップを白基調の明るい壁紙にするか、輝度設定を明るめにするのが望ましい。

  • 光沢仕上げパネルを採用したスーパーシャインビューLED IPSディスプレイ

現在、14型ディスプレイのノートPCは、使い勝手を重視したディスプレイサイズとキーボード、多様なインタフェースを搭載しつつ、外に持ち出して使う携帯性も考慮した汎用多目的ノートPCとして選ばれるケースが多い。

その観点で評価すると、14型ディスプレイ搭載モデルとしては平均的な重さながら処理能力は高く、十分なキーピッチとストロークを確保したタイプしやすいキーボードを備え、日本の事情を考慮した多彩なインタフェースを本体に用意したLAVIE N14(Core i7搭載モデル)は依然として有力な選択肢といえる。

Windows 11 Homeの登場をきっかけに処理能力が高い多目的汎用ノートPCを探すなら、候補として挙げておきたいモデルだ。