使用中に温度計と騒音計で測ってみる

LAVIE N14は汎用の14型クラムシェルスタイルノートPCということで、利用場面はユーザーの目的に合わせて多岐にわたる。

1.47キロという重さは、普段使っている自宅やオフィスから持ち出し、図書館やカフェでの利用も考えられるだろう。さらには、電車や駅のベンチなど、机のない場所で膝の上において使う場面も十分にありえる。

ここ最近、ハンバーガーショップやコーヒースタンドなどの小さいテーブルを用意している場所で、テーブルにフードやコーヒーを並べ、膝の上にノートPCを置いて作業をしている光景を見かけることも増えている。

こうなると本体の発熱やクーラーファンの発する音量が気になるところだ。電源プランをパフォーマンス優先に設定して3DMark NightRaidを実行し、CPU TESTの1分経過時において、Fキー、Jキー、パークレスト左側、パームレスト左側、底面のそれぞれを非接触タイプ温度計で測定した表面温度と、騒音計で測定した音圧の値は次のようになった。

表面温度(Fキー) 33.6度
表面温度(Jキー) 38.8度
表面温度(パームレスト左側) 26.2度
表面温度(パームレスト右側) 26.2度
表面温度(底面) 44.5度
発生音 45.5dBA(暗騒音37.6dBA)

ホームポジションキートップとパームレストの表面温度では、Jキーが39度近くまで上がったものの総じて体温より低めで熱く感じるところはなかった。右手がかかる領域でほんのりと温かく感じる程度だ。

ただし底面では、最も温度の高いところで44.5度と、低温やけどのリスクがあるとされている45度前後に達している(日本創傷外科学会のHPより)。

通常であれば衣服の上から本体を載せることになるので大丈夫だが、夏場にベッドの上で寝間着など薄い衣服の上、もしくは、直接肌の上に本体を長時間置いた場合は低温やけどのリスクが高くなるので注意したい。

  • 底面に設けたスリット付近の表面温度が45度前後に達する

  • 排熱口は背面に設けてあるが、ディスプレイを開くとディスプレイ面に沿って排気が上がっていく構造になっている

ファンが発する音量は大きく、検証中には比較的高めの音域で「フーッ」とファンが回転する音が聞こえてくる。静かな図書館やカフェなどでは、電源プランをバランスなどに設定してファンの回転数を抑えるのが無難だろう。