Cloudflareは11月16日、MongoDBおよびPrismaとのパートナーシップの締結のほか、同社が提供するサーバレスプラットフォーム「Cloudflare Workers」とリレーショナルデータベースとの統合や、同プラットフォームへの新ツール「Durable Objects」の追加を発表した。

Durable Objectsは、JavaScriptで記述される通常のオブジェクトと異なり、同社のプラットフォーム内で各ドキュメントの状態をメモリ上に保存できる機能だ。ユーザーが同プラットフォームに接続するとドキュメントの最新のコピーが表示され、他のユーザーと同期して変更を加えることができる。

同社がMongoDBおよびPrismaと新しいパートナーシップを締結したことで、開発者は同社のプラットフォームのエッジからデータへのアクセスを拡大できるようになった。MongoDB(先進的ドキュメントデータベース)にアクセスすることで、開発者はリッチクエリに対応した言語を必要とするアプリケーションを構築できる。また、Prisma Data Platformが追加されたことで、開発者は使い勝手のいい最新のデータレイヤーを利用し、データベースプラットフォーム間での作業の難しさを解消し、MySQL、Postgres、SQL Serverなどに接続できるようになる。

加えて、同社のプラットフォームからリレーショナルデータベースに直接接続できる新ソリューション「Database Connectors」をリリースした。従来、同社はWorkers KV、R2、Durable Objectsなど複数のデータストレージソリューションを用意していたが、リレーショナルデータベースのサポートは行っていなかったが、PostgresやMySQLなどのリレーショナルデータベースへ接続が可能になった。