SCSKは11月10日、2020年度からの中期経営計画に掲げる「地方拠点の積極拡大」を推進するため、2022年4月に大分県、7月に長崎県に開発拠点を設立し、業務を開始すると発表した。

拠点開設に先立ち、11月10日に大分県および大分市と立地協定を締結した。2021年12月下旬に長崎県および長崎市との立地協定締結に向け準備を進めているという。

  • 大分県および大分市との協定締結の様子

SCSKグループのニアショア開発を担う子会社であるSCSKニアショアシステムズ(以下、 SCSK-NS)の体制を拡充し、エンハンス案件(既存システムの機能拡張、性能向上のためのシステム保守案件)を、順次地方拠点に移管していくことで、現在の約840名体制から2022年度末に1,000名体制、2030年度末2,000名体制構築を目指す。

SCSK-NSは既設10拠点に加え大分県、長崎県に開発拠点を新設し、さらに計画的な拠点の開設を進め、女性やシニアの活躍推進、UIターンIT技術者の採用、「大都市圏の大手企業のエンハンス案件を地場拠点にて安定した体制で長期継続」するSCSK-NSモデルに賛同してもあえる地元パートナー企業に協力を仰ぎ、体制の拡充を進めていく。

事業規模については、大分開発センター、長崎開発センター共に開業後3年を目途に100名体制にすることを目指す。

SCSKは今年10月、SCSKグループの事業拡大、沖縄県での雇用および共創機会の創出に向けて、沖縄県浦添市で「SCSKグループ沖縄センター」の開所式を開催している。