島村楽器は11月5日、カシオ計算機とコラボレーションした電子ピアノ「CDP-S300」を発表した。全国の島村楽器と島村楽器オンラインストアで11月12日から発売する。価格は54,780円。
CDP-S300は、軽量コンパクトな卓上タイプの電子ピアノ。奥行きが232mmと短いため置き場所を取らず、手軽にピアノを楽しみたい人向けのモデルとなっている。別売の専用スタンドと3本のペダルユニットを使うとキャビネット型になり、本格的なピアノの練習にも使える。
鍵盤数は88で、グランドピアノのようなハンマーによるアクション機構の「スケーリングハンマーアクション鍵盤II」を採用。3種類の感度を設定でき、好みのタッチレスポンスで弾ける。音色は700種類を内蔵し、リズムはロック・ポップス・ジャズなど200種類を収録。内蔵曲数は152曲で、自動伴奏機能も搭載する。最大同時発音数は128音。
無線機能としてBluetooth 5.0に対応。無料アプリ「Chordana Play for Piano」を使い、スマートフォンやタブレットをリモコンとして音色や内蔵曲を選択したり、メトロノーム設定したりできる。スピーカーは出力18W+8Wの13cm×7cm(楕円形)サイズを内蔵。付属のワイヤレスMIDI&AUDIOアダプターを使えば、ワイヤレススピーカーとしても使える。
そのほか機能面では、繰り返し練習したいところを何度も練習するレッスン機能、2種類の音色を左手側と右手側に分けて設定するスプリット機能、演奏時の設定を保存する機能などを搭載。滑らかに音の高さを上下させる「ピッチベンドホイール」も備える。
電源はACアダプターのほか乾電池でも動作。本体サイズはW1,322×D232×H99mm、重さは10.9kg(本体のみ、電池含まず)。