この2〜3年でApple Watchを使っている人をずいぶん多く見かけるようになりました。初代の登場からすでに7年、そろそろ気になっている人も多いのではないでしょうか。ここでは改めて、今のApple Watchで何ができるのか整理してみましょう。
自分の「健康」を記録し変化をチェックできる
Apple Watchは、毎日身につけているだけで身体のいろいろな値を継続的に計測してくれます。
例えば「アクティビティ」は、毎日の消費カロリーを測ったり、座りっぱなしを防止するなど、日常的な活動量を計測する機能です。
この他、
- 心拍数
- 血中酸素ウェルネス
- 睡眠
- 歩数や距離
- 呼吸数
- 心肺機能(最大酸素摂取量)
- 環境音レベル
といった値が自動的に計測されます。
もちろん、計測しただけで健康が増進されるわけではありません。しかし、日常的に記録しておくと「ヘルスケア」アプリが変化の兆候を検知してくれます。
必要な「情報」を効率よくチェックできる
Apple Watchはさまざまなデザインの文字盤を手軽に切り替えることができます。デザイン性の高い「見せる」文字盤から、情報量の多い「実用系」まで、目的に合わせて使い分けると便利です。
文字盤に配置されるコンプリケーションは、各種アプリの情報の一部が表示されるパーツです。カレンダー、天気、バッテリー、タイマーなど、よく使う情報をチラ見で確認することができます。
また、iPhoneに届く各種通知のうち、本当に重要なもののみApple Watchにも届くようにしておくと、見落とし防止に役立ちます。
iPhoneを手に取るとついSNSや動画を見て時間を無駄にしてしまいがちですが、Apple Watchがあれば必要な情報をチェックしつつ、つい他のアプリを開いてしまう機会を削減できます。
Series 7ではさらに「活用」の拡大へ
Apple Watch Series 7は、これまでよりも画面が大きくなりました。表示表示(手首を下げた状態)での明るさも増し、見やすさがより向上しています。
これまで、健康・運動目的の記録や、iPhoneの情報の一部をチェックすることが主な用途だったApple Watchですが、徐々に扱えるコンテンツがリッチになってきました。
また、iOS 15では「ヘルスケア」アプリに共有機能が追加されています。iPhoneと同じく、自分以外の人が使うことで情報共有やコミュニケーションをサポートする機器にもなり得ます。
Apple Watchはガジェット好きが使う先端機器というイメージはとっくに過去のもの。健康や運動に役立つ実用機器、そして誰もが使える生活サポート機器へと、その役割を広げつつあります。