デル・テクノロジーズは10月21日、同社が進める「中堅企業DXアクセラレーションプログラム」が予定の1年を終了したことから、それぞれのプロジェクトの成果報告を行った。

同社は昨年の10月、中堅企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を支援するため、2020年10月7日に、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)などと共同で企業参加型のコンテスト「中堅企業DXアクセラレーションプログラム」を開催。AI、ブロックチェーン、IoTなどを活用した社内の業務効率やコスト削減から新規事業などのビジネスプランを発表し、「実現可能性」、「新規性/優位性」、「継続性」、「発展性」、「経済性」の5つの採点基準により競った。

そして、コンテストの1位~3位の上位入賞者、および協賛する各社の特別賞6社(カゴヤ・ジャパン賞、ミライコミュニケーションネット賞、NAIST賞各2社)には、1年後の実現を目指し、NAISTの研究員がメンターとしてビジネスプランの実装や定着化を支援したほか、デル・テクノロジーズや協賛するカゴヤ・ジャパン、ミライコミュニケーションネットからインフラ支援を受けていた。

中堅企業DXアクセラレーションプログラムの期間は1年間で、今回が最終報告となる。

なお、中堅企業DXアクセラレーションプログラムは、現在実施中のものが第1回だが、第2回を実施することがすでにアナウンスされている。第2回目は10月8日から応募受付を開始し、本選は11月11日に行われる。

奈良先端科学技術大学院大学 先端科学研究科 教授 松本健一氏

奈良先端科学技術大学院大学 先端科学研究科 教授 松本健一氏は、冒頭、「プロジェクトに取り組む中でいろいろな気づきやアイデアが出てきたり、難しい問題もあったかもしれない。成果だけでなく、過程でもいろいろ得るものがあったと思うので、今後につながる取り組みであった」と挨拶した。