セイコーエプソンは10月22日、塩尻事業所でWPデザイン開発部に所属している星野一憲氏が令和3年度の表彰「信州の名工」を受賞したと発表した。同社ではこの表彰を1972年に始めて授与されて以来、今回で33人目の受賞となる。
表彰「信州の名工」は、長野県の高度技能保有者を対象としたもので、卓越した技能を持ち、その分野において長野県第一人者と目される人物を知事が表彰するもの。受賞理由として、星野一憲氏は県内の工業デザイン(時計)において優れた表現力・独創性を備え、高度なレベルで具現化できるデザイン力を保有。信州の良さを県外・世界へアピールするきっかけにも寄与したとしている。
受賞した星野一憲氏は発表に寄せて、「この度は、多くの皆様のご指導とお力添えにより『卓越技能者知事表彰』を受賞できましたことは、身に余る光栄と心から感謝するとともに厚く御礼申し上げます。今後も時計を手にしたお客様に感動していただけるものづくりを行い、魅力的な時計の世界感をデザインを通じて訴求できるよう、技術・技能の向上を図り、さらなる高みを目指したいと思います。」と述べている。