Windows Latestは10月19日(米国時間)、「Windows 11 shows Intel's decade-old Pentium 4 CPU as supported」において、Windows 11のシステム要件を満たしていないにもかかわらず、2006年に発売された「Intel Pentium 4 661」が「PC正常性チェックアプリ」のプロセッサ要件をクリアしていると伝えた。

中には、TMP 2.0とセキュアブートの要件を回避して「Intel Pentium 4 661」を搭載したPCへWindows 11をインストールしたユーザーもいるようだ。このユーザーはBuild 22000.282のようなアップデートも適用できたと伝えられている。

Windows 11を利用するのに必要となるシステム要件は次のとおり。

ハードウェア要件
CPU 64ビット互換CPU (1GHz以上、2コア以上)
Mem 4GB
Storage 64GB以上
Firmware UEFI (セキュアブート対応)
TPM TPM 2.0
GPU DirectX 12 以上 (WDDM 2.0ドライバ)
Display 9インチ以上 (8ビットカラー、解像度720p)

Intel Pentium 4 661は2006年に出荷されたプロセッサであり、システム要件を満たしていない。この点に関して、Windows Latestは、Microsoftがこうしたプロセッサをサポート対象外と認識するコードを追加するのを忘れていたためだろうと指摘しており、サポートされているわけではないとの見解を示している。

「PC正常性チェックアプリ」のチェックで要件を満たしていると表示された場合でも、このように古いデバイスはサポート対象外であるにもかかわらずサポートされていると表示される可能性がある。インストールできたとしても、将来Windows Updateが適用できなくなる可能性があり注意が必要。Windows 11はMicrosoftが提示しているシステム要件をクリアしているハードウェアや環境で使うことが望まれる。