リコーは10月21日、クラウド型サイネージ配信サービス「RICOH Digital Signage(リコーデジタルサイネージ)」の新ラインアップとして、電子POPサービスを10月29日から提供開始すると発表した。同社は新サービスの提供により、コロナ禍において接客業務に制約を受けている流通・小売業界の支援を狙う。

  • 店舗でのディスプレイ利用のイメージ

同サービスは、クラウド配信型サイネージに対応するアプリケーションを内蔵した小型ディスプレイと、専用のクラウド配信サービスを組み合わせたもの。ディスプレイはアプリ内蔵のオールインワン仕様によって省スペース化を実現しているほか、クラウド上で配信コンテンツを一元管理できる利点を持つ。

また、小型ディスプレイである電子POPはタッチパネルを搭載しているため、双方向なコンテンツ表示が可能だ。ディスプレイがタッチされた回数や、タッチされたコンテンツの情報を取得できるため、販売促進策の最適化やマーケティング活動にも活用できるとのことだ。さらに、店舗で品ぞろえの変更や品切れなどが発生した際には、店舗スタッフがその場でコンテンツを変更できる機能も搭載する。

製品ラインアップは7インチモデル、10インチモデル、14インチモデル、21.5インチモデルの4種類。このうち7インチモデルと10インチモデルはnano SIMに対応し、14インチモデルと21.5インチモデルは有線LANの接続が可能である。

  • 7インチモデル/10インチモデルのディスプレイイメージ

  • 14インチモデル/21.5インチモデルのディスプレイイメージ