Appleは、手のひらサイズのスマートスピーカー「HomePod mini」に新色オレンジ、イエロー、ブルーを追加し、11月に発売する。価格は各11,880円。既存のホワイトとスペースグレイを合わせた5色で展開する。

  • HomePod miniに新色ブルー、オレンジ、イエローが登場。既存カラー(左端のホワイト、右端のスペースグレイ)を合わせた5色で展開

音声アシスタント Siriを搭載したコンパクトな球状デザインのスマートスピーカー。本体上面のTouchサーフェスからメッシュ生地、音量アイコン、編み込み電源ケーブルなど、細部に至るまで同色で統一した。

カラーリング以外の主な仕様に変更はなく、高さ8.5センチ以下の本体内部に独自設計の下向きフルレンジドライバー、ネオジウムマグネット、一対のフォースキャンセリングパッシブラジエーターを備え、「深い低音域とクリアな高音域」を追求。アコースティックウェーブガイドで音の流れをスピーカーの底部に導いて音を響かせることで、360度の臨場感あふれるオーディオ体験を実現する。

Apple S5チップと先進的なソフトウェアが連携し、再生する音楽の特性を解析。音量の最適化やダイナミックレンジの調整を行い、ドライバーとパッシブラジエーターの動きをリアルタイムに制御する。HomePod miniを2台使ったステレオペア再生のほか、複数台を同期させて同じ音楽を流したり、個別に異なる音楽を流したりすることもできるという。Apple TV 4Kと組み合わせて使うこともできる。スマートホームアクセサリのコントロールにも対応する。

2021年後半には、Siriによる複数ユーザーの音声認識機能への対応を予定。「家族の誰もが、それぞれの好みに合った音楽を楽しんだり、自分のプレイリストにアクセスしたり、パーソナルリクエストを使ったりできるようになる」としている。