“身につけるだけで監視カメラに認識されなくなる服”が登場しました。服の前面に特殊な柄が描かれており、監視カメラの人物検出技術で用いられているAIを誤認識させて人物として認識できなくなる仕組み。デジタル時代のカモフラージュ柄として話題を集めそうです。

  • “身につけるだけで監視カメラに認識されなくなる服”が登場。中央に描かれた特殊な柄が監視カメラのAIをだます役目を持つ

テキスタイルレーベル「UNLABELED(アンラベルド)」が、アパレルブランド「NEXUSVII.」とのコラボレーションで発表した製品。AIに人として認識されなくなるカモフラージュ柄は、画像や映像に特定の柄を加えることでAIの誤認識を誘発する「Adversarial Patch」と呼ばれる技術を応用して生成されています。展示会では、服を着て会場内のカメラの前に立つことで、AIから人として認識されなくなるデモンストレーションが体験できます。

  • AIの誤認識を誘発する「Adversarial Patch」と呼ばれる技術を用いたカモフラージュ柄

製品は、フーディが22,000円、クールスウェットが20,000円、スケートボードが36,000円、トートバッグが15,000円、反物が4,000円。いずれも、10月22日から渋谷PARCO内のCOMINGSOONで開かれる展示会「Camouflage Against the Machines」にて展示・販売します。Camouflage Against the Machinesの会期は10月22日~10月27日で、開場時間は11時~20時まで(最終日は18時まで)。入場料は無料です。

  • フーディやクールスウェットの背面

  • スケートボードにもカモフラージュ柄が施されている

  • 渋谷PARCO内のCOMINGSOONで開かれる展示会「Camouflage Against the Machines」にて、展示や販売が行われる