自宅になかなか早く帰れず、Amazonの荷物を宅配で受け取れない場合に便利な「コンビニ受け取り」。この記事では、コンビニ受け取りをする際の注文や設定、支払いの方法、実際に商品を受け取る際の手順を解説します。
Amazon「コンビニ受け取り」とは
Amazonが発送する商品をコンビニで受け取れる「コンビニ受け取り」。正式名称は「受取スポット」というサービスです。認証キー(認証番号とお問い合わせ番号)またはバーコードがあれば、会社帰りの遅い時間などでも、指定したコンビニで商品を受け取ることができます。
コンビニ受け取りができる店舗
Amazonのコンビニ受け取りに対応しているのは、ローソン、ファミリーマート、ミニストップの店舗です。コンビニではありませんが、ヤマト運輸営業所も受取スポットの対象です。
コンビニ受け取りの荷物保管期限
コンビニで荷物が保管される期間は商品到着のEメールを受信した日を含む7日間です。ヤマト運輸営業所の場合は商品到着のEメールを受信した日を含む3日間となっています。
コンビニ受け取りに対応している商品
Amazonが扱う商品でも種類、サイズ、重量などによってはコンビニ受け取りの対象外となるものがあります。コンビニ受け取りができない商品は以下の通りです。
- Amazonマーケットプレイス出品者が発送する商品
- Amazon定期おトク便の商品
- お届け日時指定便で配送される商品
- 30万円以上の商品(ファミリーマートまたは代金引換の場合は5万円以上の商品)
- 3辺合計が80cmを超える商品、または重量が10kgを超える商品
- 危険物(火気厳禁)の商品
- 商品詳細ページに「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です」と表示されている商品
- プライム・ワードローブの商品
Amazon「コンビニ受け取り」の注文、支払い方法
Amazonで商品を購入し、コンビニで受け取るまでの流れをレポートします。まず、Amazonで購入したい商品をカートに入れ、「レジに進む」に進み、以下の要領で商品を受け取るコンビニを指定します。
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【1】お届け先住所の選択で「または住所の近くで受け取る」をタップします
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【2】住所に近いコンビニが地図上に表示されます。①別の場所を入力することも可能です。受け取るコンビニを決めて、②「ここでピックアップ」をタップします
ちなみに、一度指定したコンビニは次の商品購入時に自動的に表示されます。 あとは、通常の購入の手順と同様に、クレジットカード払い、代金引換、コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー支払いなど任意の支払い方法を選択して注文完了です。コンビニ受け取りを指定しても、特別な手数料はかかりません。
商品がコンビニに到着すると、Amazonからお問い合わせ番号と認証番号が書かれたメールが届きます。ファミリーマートやローソンを指定した場合は、メールにバーコードを表示するリンクが埋め込まれています。このメールは商品引き換え時に必要となるので、大切に保管してください。
Amazon「コンビニ受け取り」の店頭での手順
続いて、店頭で実際に商品を受け取る際の手順を解説します。必要なものは、基本的には認証番号とお問い合わせ番号(以下、認証キー)です。認証キーまたはバーコードをレジに提示すれば商品を受け取ることができます。
ファミリーマートでは「Famiポート」、ローソン・ミニストップでは「Loppi(ロッピー)」で受け取り専用チケットを発行して、レジに提示する方法もあります。
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「Famiポート」ではメニューの「荷物の発送・受取」から、お問い合わせ伝票番号と認証番号を入力して発券します
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「Loppi」では「各種番号をお持ちの方」を選択し、伝票番号と認証番号を入力して発券します。
Amazon「コンビニ受け取り」に関するQ&A
Amazonのコンビニ受け取りについて、よく見かける質問に答えます。
コンビニ受け取りの利用時に本人確認書類の提示は必要?
コンビニ受け取りの際に、本人確認書類を提示する必要は基本的にありません。受取時に必要なものは「お問い合わせ番号」と「認証番号」です。
ただし、ヤマト運輸営業所で商品を受け取る場合は、運転免許証、健康保険証、パスポート、住民票、社員証、学生証、クレジットカード、キャッシュカードといった本人確認書類が必要になります。
コンビニ受け取りは本人以外でも可能?
コンビニでは、お問い合わせ番号と認証番号があれば、本人以外でも受け取りは可能です。ただし、コンビニでも受け取り時に本人確認書類を求められる可能性はゼロではありません。
セブンイレブンではコンビニ受け取りはできない?
残念ながら、セブンイレブンはコンビニ受け取りの対象外です。
「コンビニ払い」と「コンビニ受け取り」は同時にできる?
コンビニ払いは「前払い」の一種なので、商品は支払い後に発送されます。よってコンビニで支払いと同時に商品を受け取ることはできません。
どうしても同時に受け取りたい場合は代引きを利用する手があります。ただし、代金引換の手数料として330円が掛かります。
まとめ
不在時に荷物が届いてしまうことを心配しなくていいコンビニ受け取り。宅配を受け取れる時間に帰宅するのが難しい人や、「置き配」で受け取れる住環境ではない人にとっては、大きな利用価値があります。
※この記事ではAmazon.co.jpをAmazonと呼称しています。