Instagramは10月5日(米国時間)、フィード動画とIGTV動画を「Instagram動画」として統合し、プロフィール上の動画タブにまとめて表示することを発表した。

  • Instagram動画イメージ

    フィード動画とIGTV動画を統合した「Instagram動画」

IGTVは、2018年6月からInstagramとは異なる単独アプリとして展開されてきたもの。フィードでは最大60秒/ストーリーズでは最大15秒という動画の長さの制限があったのに対して、IGTVでは最長60分までの動画に対応し(利用できる長さはフォロワー数による)、また画面の向きもスマートフォンを利用する際の縦型にあわせて設計されていることを特徴としていた。独立したアプリであるとはいえ、InstagramとIGTVはフォローや関心が連動し、InstagramアプリからもIGTVの機能を楽しめるなど、密接なつながりを持つものとなっていた。

今回の統合は、Instagram上で利用者の動画活用が進んでいることから、フィード動画とIGTV動画をひとつのフォーマットとして、よりシンプルな仕組みに変更することが狙い。

今後は、プロフィール上の動画タブから視聴したい投稿を選んでタップすると、動画がフルスクリーンで再生され、スクロールしていくと同じアカウントが投稿した他の動画を視聴できる。フィードに表示される動画をタップした場合も同様に全画面のビューアーが起動し、スクロールすると興味関心に合致する似た動画が再生される。

また、フィード動画のプレビューは最長60秒となる。

動画(リール以外)を投稿する際は、すべてホーム画面の右上の「+」ボタンから、カメラを開いて動画を撮影するか、カメラロールから撮影済みの動画(最短0.5秒、最長60分)を選択して行う。今回のアップデートで、トリミング/フィルター/アカウント/位置情報タグの機能なども追加された。

  • 動画投稿

    動画の投稿時にトリミング/フィルターを利用でき、位置情報タグも設定できる

単独アプリの「IGTV」は、「Instagram TV」と名称を変更し、今後は投稿された動画だけでなく配信中のライブ動画も視聴できるようになる。また一部の国で導入済みの「IGTV広告」(日本は未導入)は、「Instagramインストリーム広告」と名称を変更する。