Googleは10月1日、湯呑み型キーボード「Gboard 湯呑みバージョン」を発表した。製品そのものの販売は行われず、回路図や基板、ソフトウェアをオープンソースとして公開中。GitHubから取得できる。

  • 「Gboard 湯呑みバージョン」

「もう、おすしかない。」というキャッチコピーで、難しい魚編の漢字をワンタッチで入力できるという湯呑み型のキーボード。湯呑みと一体化したことでキーボードにお茶をこぼすトラブルを解決したとしており、シーンを“エラばず”に使えるという“ウニバーサルデザイン”を採用。キーレイアウトはJIS(ジス)配列ではなく独自のSSI(スシ)配列で、一般的なキーボードではあまり見ることのない魚類の難読漢字が並んでいる。

インタフェースはUSB Type-Cで、キー数はSSI配列の58キーを搭載。スイッチはロープロファイルメ🦀(カニ)カルスイッチを採用しており、キーピッチは“もちろんピッチピチ”。ストロークの深さは熱い飲み物を入れてもやけどしない深さを確保したとしており、押下圧はリラックスしながら押せる強さ。サイズ、本体重量については、おおむね一般的な湯呑みを踏襲しているようだ。

  • 熱い飲み物を入れてもやけどしないキーストロークが確保されているという

特設ページではブラウザ上で湯呑み型キーボードの3Dモデルを操作できるデモが用意されており、画面右上の「さっそく試す」から漢字クイズの形で体験できる。なお、同社によると開発には構想6カ月、制作6カ月、熟成に18カ月がかかったとしており、今日10月1日は北野大茶湯が開催された日とのこと。

  • エイの漢字もSSI配列のキーボードなら一発で入力できる。憶えてさえいれば

Gboard 湯呑みバージョン