iPaaS(Integration Platform as a Service)は、複数のシステム連携や複数データの統合などで業務を自動化するクラウドサービスを指す。

コマースロボは、iPaaSとWMS(Warehouse Management System)が一体となったシステムで、 外部連携を自動化するAutomation機能、入出力変換を自動化するEDI機能、内部処理を自動化するRPA機能の3つの機能を有する。ユーザーは、各機能を利用してノーコードで受注処理プロセスの自動化プログラムを構築できる。使用頻度の高いAutomationやRPA機能は標準ライブラリとして提供し、ユーザーはライブラリを有効化するだけでプログラムを利用できる。

  • コマースロボの利用イメージ

外部連携を制御するAutomation機能では、トリガーとして、定時実行、定期実行、イベント実行の3種類での連携が可能で、EDI変換を自由にカスタマイズできる。APIだけでなくSFTP、S3連携も同様の機能が利用できるようになっており、これまで連携カスタマイズが必須となっていた自社開発ECや基幹システムとの連携もノンカスタマイズで行える。

人間が行う内部処理(受注処理)は、内蔵のRPAで自動化プログラムやメール送信を自由に作ることが可能だ。WMSが一体化されているため、自動受注処理後はリアルタイムに倉庫へ出荷指示を出すことが可能だ。

今後はライブラリ数を増やしていき、ロボット作成を代行する有償オプションも提供する。2021年11月1日にEC運営会社向けの倉庫紹介サービスを、2022年1月1日に英語に対応したコマースロボGlobal版をリリースする予定だ。