完実電気は、Westone Audioのユニバーサルイヤホン「Pro X」シリーズ4機種を9月30日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はBA1基「Pro X10」が23,100円前後など。予約受付を9月27日に開始した。

  • Pro X10

Pro Xシリーズはバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを搭載したユニバーサルイヤホンで、従来のUM Proシリーズの後継と位置づけられている。ラインナップと店頭予想価格は以下の通り。

  • 「Pro X10」(BA1基):23,100円前後
  • 「Pro X20」(BA2基):39,600円前後
  • 「Pro X30」(BA3基):52,800円前後
  • 「Pro X50」(BA5基):84,700円前後

1959年の創業以来60年以上にわたり、ヒアリングケア/インイヤーモニター(IEM)製品を開発してきたWestone Audio。BAドライバを採用したPro Xシリーズでは「プロミュージシャンの厳しい要求にも応える音質チューニング工程を経たBAドライバーから奏でられる、ピュアで温かみのあるサウンドは楽器の音を忠実に再現する」としている。パッシブノイズ減衰は25dBで4機種共通。

新たにLinum Bax T2ケーブルを採用し、T2コネクタで着脱可能。アラミド繊維で作られ、極細ながら強度・耐久性に優れるという電気抵抗の少ないケーブルで、軽量でタッチノイズに強く、取り回しやすいという。いずれもSTARシリコンイヤーピース、TRUE-FITフォームイヤーピース、イヤフォンケースなどが付属する。

Pro X10は1基のフルレンジBAを搭載。周波数特性は20Hz~16kHz、インピーダンスは19Ω、感度は114dB/1mW。

Pro X20は低域・高域のBA各1基を搭載。周波数特性は20Hz~18kHz、インピーダンスは27Ω、感度は119dB/1mW。

  • Pro X20

Pro X30は、低域・中域・高域に各1基、計3基のBAを搭載。周波数特性は20Hz~18kHz、インピーダンスは56Ω、感度は124dB/1mW。

  • Pro X30

Pro X50は、低域×1基、中域×2基、高域×2基の計5基のBAを搭載。周波数特性は20Hz~20kHz、インピーダンスは45Ω、感度は115dB/1mW。

なお、従来からWestone製品を取り扱ってきたテックウインドは2021年6月11日をもって代理店業務を終了しており、ユニバーサルイヤホン製品については完実電気が販売・サポートを引き継いでいる。

  • Pro X50