見られてヤバいというより恥ずかしい、みっともない、そんな感じの写真の1枚や2枚は誰にでもあるはず。そんなときは、写真を「非表示」に設定しておけば、写真アプリで他人に見られたくない写真をうっかり表示してしまう、という事態を防げます。ビデオも同様、非表示に設定しておけば一覧には表示されません。
しかし、この「非表示」は言葉のあやで、実際は写真を「アルバム」タブの「非表示アルバム」へ移動しているにすぎません。非表示アルバムの存在を知っている人の手にかかれば、持ち主が内緒にしておきたい写真すべてを効率よく見られてしまうわけですから、かえって危険です。
iOS 14では、この機能にひっそりと改良がくわえられています。写真アプリの「アルバム」タブに「非表示アルバム」が存在することに変わりはないものの、設定を変更すれば「非表示アルバムを非表示に」できるのです。
手順はかんたん。「設定」→「写真」の順に画面を開き、「"非表示"アルバム」スイッチをオフ(緑→白)に変更しましょう。すると、以降「アルバム」タブのその他欄から「非表示アルバム」項目が消え、内緒にしておきたい写真が見られてしまうリスクを軽減できます。非表示アルバムが削除されたわけではないので、「"非表示"アルバム」スイッチをオンにすれば、元に戻せます。
ただし、iPhoneに詳しい知人がいる場合は、そのかぎりではありません。「非表示アルバムが非表示に」されている可能性を察知し、電光石火の早わざで「"非表示"アルバム」スイッチをオンにして、隠していた非表示アルバムにたどり着いてしまうかもしれません。見られたくない写真がある場合は、そもそも他人にiPhoneを預けないことをお勧めします。