まもなくシルバーウィークの連休に突入するが、いつもPCトレンドなどを伺っている東京・秋葉原の「G-Tune : Garage 秋葉原店」にお邪魔したところ、この連休期間にあわせて特価セールを実施するそうなので、ちょっと紹介しておこう。
さっそく注目製品をG-Tune : Garage 秋葉原店の安達店長に教えてもらうと、まずはCore i7-10700FとGeForce RTX 3060 Ti搭載で、16GBメモリと1TB NVMe SSDも十分なゲーミングデスクトップ「G-Tune HM-B-3060Ti/EX」を挙げてくれた。「店舗購入でガラスサイドパネルを標準搭載にもできます」(安達店長)という特典付きで、価格は20万円を切る税込192,280円。
先月人気だったGeForce RTX 3060から、最近はGeForce RTX 3060 Tiへと人気が移っているそうで、「最近は3060 Ti搭載の製品がよく動いています。値段的にはRTX 3060とそれほど変わらないのに、性能差は確かにあるので、選ばれる方が増えています」と安達店長。確かに、店頭のゲーミングPCを確かめてみると、GPU以外は似たようなスペックの製品同士で、無印3060搭載モデルとTi搭載モデルの価格差はあっても数千円。せっかくなら性能で選びたいと思える価格設定だ。
ところでGPUと言えば、8月にG-Tune : Garageを取材した際に、「マインクラフト人気と夏休み効果で、お子さんと親御さんで来店される方が増えている」という話があったが、直近、ここでもミドルクラスGPUのニーズが増えているという面白い傾向があるそうだ。安達店長によれば、「親子で来店するお客様ですが、以前は10万円くらいの"マイクラが動くパソコン"を探される方が多かったのですが、最近、"フォートナイトが動くパソコン"が欲しいという方が増えました。そうなると、スペック的にはここでもGeForce RTX 3060 Tiあたりを搭載した製品をお求めになる方が多いです」とのこと。
こういった入門マシンのスペック要求がさらに高くなるのではという感触もあり、つい先日などは、「子供がプロゲーマーの養成塾に通うので、真剣にゲームに取り組めるパソコンを探している」という親御さんが来店したそうだ。プロゲーマーの養成塾なんてものがあるのか! とびっくりしつつ、「ゲームに対する親御さんの許容範囲が昔より広くなっているように感じる」(安達店長)のは確かで、時代が変わってきたのだなぁと認識を改めるエピソードであった。
ゲームに関連して、G-Tune : Garageでは、マウスなどのゲーミングデバイスをPC本体と同時購入で割り引くキャンペーンも実施中。安達店長のオススメはLogicoolの人気モデル、高性能ワイヤレスゲーミングマウス「Logicool G ProX Superlight」だ。単品17,820円のところ、同時購入なら15,180円まで割り引く。
今週発売になったばかりの新型ノートPCもあったので紹介しておこう。クリエイターPCの「DAIV 5P-TGLAB」と、ゲーミングPCの「G-Tune E5」で、どちらも15.6型サイズ、価格もともに186,780円の兄弟機だ。スペックもそっくりで、CPUがCore i7-11800H、GPUがGeForce RTX 3050 Laptopだが、DAIVの方は液晶がsRGB100%パネルだったりと最適化されている。
DAIV 5P-TGLAB、G-Tune E5ともにCPU&GPUは最新世代。安達店長によれば、Core i7-10750H&GeForce GTX 1660 Tiだった従来機と比べ、「社内テストでは、マルチコア処理のベンチマークスコアが88%アップ、実際にAdobe Premiere Proのビデオエンコードを試すと17分かかったものが9分へ短縮、RAW現像をやらせても25分から13分へ短縮と、段違いに速いです」というので、今回はかなり一気に高性能化しているようだ。
最後にノートPCの"超"特価品。モノはクリエイターPCの「DAIV 7N」だ。通常販売時に40万円以上したものが、税込208,780円とおよそ半額まで値下げされている。元展示品を工場リフレッシュしたもので、限定1台のみの売り切れ御免販売となる。なお、ノートPCと言ったが、17.3型(4K UHDパネル)で、CPUはCore i7-9700、GPUはGeForce RTX 2080なので、サイズもスペックもデスクトップ代替と考えたほうが適している。標準16GBのメモリだけ増やせれば、正直スペックで困ることはない感じなので、かなりお得だろう。