Beijing Roborock Technologyは8月30日、水拭きも可能なロボット掃除機「Roborock S7+」と「Roborock S7」を発表した。9月3日から発売する。価格はRoborock S7+が169,400円、Roborock S7が129,800円。本体カラーはRoborock S7+がホワイト、Roborock S7がホワイトとブラック。

  • Roborock S7+

  • Roborock S7+はホワイトのみ、Roborock S7はホワイトとブラック

Roborock S7+(以下、S7+)は水拭き機能を進化させ、シリーズで初めて自動ゴミ収集ドックを備えた最上位モデルだ。一方のRoborock S7は自動ゴミ収集ドック非搭載のモデルで、ロボット掃除機本体の機能はS7+と同等となっている。

水拭き機能は、毎分最大3,000回のモップ高速振動や、従来機種の2倍という600gのモップ加重によって強化を図った。これにより、床にこびり付いた皮脂やコーヒー、花粉といった汚れを従来以上によく落とすとしている。

  • 水拭き機能を強化

また、超音波センサーがカーペットを検知すると、自動的に水拭き掃除用のモップを本体内に5mm引き上げ、カーペット上では吸引掃除のみ行う。この機能は毛足が4mm未満のカーペットに対応。4mm以上のカーペットでは、カーペット回避機能によってカーペット上には乗らなくなる。

  • カーペットを検知するとモップが5mm上昇。毛足の短いカーペットならばそのまま吸引掃除のみ行う

自動ゴミ収集ドックは、ロボット掃除機が本体に集めたゴミをドック内のゴミ収集ボックス(ダストカップ)に自動で吸引する機能だ。部屋の環境にもよるが、自動ゴミ収集ドックには約60日分のゴミを溜めておける。本体のみの場合はゴミ捨て頻度の目安は約2日だ。

  • S7+には自動ゴミ収集ドックが付く

ゴミ収集ボックスは紙パック式とサイクロン式の2way方式となっている。紙パック式はゴミ捨て時のお手入れが容易だ。サイクロン式はゴミ収集の吸引力が変わらず、ゴミ収集ボックス、サイクロンセパレータ、外筒、内筒フィルターは水洗いに対応する。紙パックを購入しなくて良いので経済的だ。

  • ゴミ収集ボックスは紙パック式かサイクロン式が選べる

ドック部にはH13 HEPAフィルターを内蔵。内筒フィルターと合わせて、0.3μmまでの微粒子を99.9%吸引し、自動収集時の排気を清浄化する。

  • 高性能なH13 HEPAフィルターを内蔵

住環境に合わせて「自動モード」「ライトモード」「バランスモード」「最大モード」という合計4つのモードで自動収集を設定できるほか、運転音などが気になる時間は稼働しない設定や、掃除機本体からゴミを自動収集しない時間帯の設定も行える。

吸引力はシリーズ最強のRoborock S6 MaxVと同等の2,500Paを実現。高精度レーザーセンサーと独自開発のアルゴリズムによって、各部屋を正確にマッピングして効率の良いルートで掃除する。

  • マッピングで把握した間取りと実際の間取りは、同社によれば99%の一致率という

  • スマホアプリとも連携

リビングやキッチンなどのエリア別で、水拭きするか吸引のみにするか設定したり、水拭きの強さを選んだり、カーペットの位置をマップ上に登録して水拭きの進入禁止エリアにしたりといった設定も可能。

新型のラバー製メインブラシは、上下左右に動く3D機構を採用し、凹凸のある床でもしっかり接地して、絡まった毛も吸い取る。

  • 新搭載の3D機構を備えたラバー製メインブラシ

このほか、小さな子どもやペットによる誤操作を防ぐチャイルドロック機能を搭載。本体ボタンを長押し(3秒)するか、スマートフォンのアプリ操作でオンオフする。

最長稼働時間と面積は、180分と300平方メートル。水拭き最大可動面積は250平方メートル。本体サイズは直径353×H96.5mm、重さは約4.7kg。ゴミ収集ドックのサイズはW314×D457×H383mm、重さは約5.6kg。