米クアルコム(Qualcomm)が3月に発表した、ワイヤレスでの96kHz/24bitオーディオ伝送や超低遅延などを実現する新技術「Snapdragon Sound」。AVIOTブランドを展開するプレシードジャパンが、同技術を採用した製品を2021年内を目標に発売すると発表した。
プレシードジャパンは「ワイヤレスオーディオを提供するブランドとして多種多様のニーズに応え、新たなリスニング体験を届けるべく、Snapdragon Sound搭載製品を開発することとなった」とコメントしている。
Snapdragon Soundは既報のとおり、クアルコムの技術同士を最適化することで、96kHz/24bitオーディオ伝送や超低遅延、ペアリングの改善、クリアな音質をサポートし、シームレスなワイヤレスオーディオを実現するもの。Bluetooth接続時の遅延は89ミリ秒(0.089秒)で、ゲームや動画視聴の体験を向上させるとする。
Snapdragon Soundの採用に関して、クアルコムは2021年に、Xiaomiやオーディオテクニカなどから同技術をサポートする製品が発売されると説明している。さらにNUARLブランドを展開するエム・ティ・アイ、ラディウス、finalなども対応製品を今後市場投入するとアナウンスしている。