デル・テクノロジーズは8月19日、同社が進める「中堅企業DXアクセラレーションプログラム」のプロジェクトの進捗状況について、3回目となる中間報告会を開催した。

同社は昨年の10月、中堅企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を支援するため、2020年10月7日に、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)と共同で企業参加型のコンテスト「中堅企業DXアクセラレーションプログラム」を開催。AI、ブロックチェーン、IoTなどを活用した社内の業務効率やコスト削減から新規事業などのビジネスプランを発表し、「実現可能性」、「新規性/優位性」、「継続性」、「発展性」、「経済性」の5つの採点基準により競った。

そして、コンテストの1位~3位の上位入賞者、および特別賞6社(カゴヤ・ジャパン賞、ミライコミュニケーションネット賞、NAIST賞各2社)には、1年後の実現を目指し、NAISTの研究員がメンターとしてビジネスプランの実装や定着化を支援しているほか、デル・テクノロジーズや協賛するカゴヤ・ジャパン、ミライコミュニケーションネットからインフラ支援を受けている。

中堅企業DXアクセラレーションプログラムの期間は1年間で、今回が最終の中間報告となる。

なお、中堅企業DXアクセラレーションプログラムは、現在実施中のものが第1回目だが、第2回目を実施することがすでにアナウンスされている。第2回目は10月8日から応募受付を開始し、本選は11月11日に行われる。

デル・テクノロジーズ 広域営業統括本部 デジタルセールス&広域営業本部長 木村佳博氏

中間発表会の冒頭、デル・テクノロジーズ 広域営業統括本部 デジタルセールス&広域営業本部長 木村佳博氏は、「本日、各社から発表していただくが、今回は10カ月が終了したタイミングとなる。各社、プロタイプの開発にも着手し、投資対効果を含めた検証という重要な局面にきており、楽しみにしている」と挨拶した。

また、同氏は合わせて第2回の中堅企業DXアクセラレーションプログラムの提案例も紹介した。

  • 第2回の中堅企業DXアクセラレーションプログラムの提案例

  • 第2回 中堅企業DXアクセラレーションプログラムのスケジュール