Microsoftは現地時間2021年8月26日、TypeScript バージョン4.4をリリースした。最新版はVisual Studio Marketplaceや、NuGetコマンド、npmコマンドで更新できる。

公式ブログによれば、TypeScript 4.4はifなどの制御構文で型チェックを記述すると型が自動的に絞り込まれるControl Flow Analysis(コントロールフロー解析)や、インデックスシグネチャを使用して、すべてのプロパティが特定の型が必要なオブジェクトを記述するSymbol and Template String Pattern Index Signatures(シンボル&テンプレートの文字列パターンインデックス署名)、コンパイルオプションに「--useUnknownInCatchVariables」を追加することで、catch(error)と記述した際のerrorがany型となる。TypeScript 4.4は上記の他にも多くの改善が加わっているので、詳細は公式ブログを併読してほしい。TypeScriptはMicrosoftがJavaScriptベースのプログラミング言語として2012年10月から開発が続けられており、現在は2カ月単位で新バージョンをリリースしてきた。すでに次バージョンとなるTypeScriptバージョン4.5も開発中で、2021年11月第2週のリリースを目指している。