AI導入のコンサルティングを行うアンビシオテクノロジーは8月23日、新型コロナウイルスのワクチン接種情報に特化した「会話型AIチャットボット」の開発と、無償提供の開始を発表した。

先行して、石川県加賀市が採用。6月中旬から加賀市民向けに公開されている。同チャットボットはLINEのほか、スマートフォンやパソコンのWebブラウザで利用できる。

  • 加賀市で公開されているチャットボット

同チャットボットは、同社の「Chat-Smile(チャット-スマイル)」シリーズの1つである「Chat-Smile-ワクチン編」を利用したもの。「集団接種会場や個別接種の医療機関のリストや予約方法に関する情報」といった加賀市固有の情報のほか、厚生労働省が発表するワクチンの効果や副反応、国産のワクチン開発状況などの情報が収録されている。なお、チャットボットのデータの更新作業は、アンビシオテクノロジーが行う。

質問者がチャットボットに質問すると、AIが最適と判断した回答を選び自動で返答する。回答内容にチラシを添付したり、ワクチン接種のWeb予約ページのURLを入れたりできるほか、YouTubeなどの動画やGoogle Mapと連携できるため、質問の回答を示すだけでなく、質問者に次のアクションを促せるという。

  • チャットボットの利用イメージ