米OculusがQuestプラットフォームの「v32ソフトウエアアップデート」の提供を開始した。Oculusヘッドセットでキャプチャした画像およびビデオをOculusモバイルアプリでも利用できるよう自動同期するオプションをFilesアプリに追加した。Oculus Moveの目標機能を改善。FacebookとOculusの友達に1つのリストからアクセスできるようにした。

VRメディアの自動同期は、例えば「Gravity Sketch」のプロジェクトで作成した3DCGを撮影し、その画像をスマートフォンで見せたり、スマートフォンから共有するというように使える。自動同期はFilesアプリで、「最近」パネルからクラウドのアイコンを選択してオン/オフを切り替える。また、ファイルごとに自動同期を設定することも可能。同期したメディアはOculusモバイルアプリの「デバイス」タブに表れる。同期は14日後に解除され、その際にアプリからも自動的に削除される。

Moveは、Oculusヘッドセットでゲームやアプリを使って体を動かした消費カロリーや運動時間を記録するアプリだ。ユーザーは設定した目標に向けた進捗状況を把握できる。これまでデイリー(1日)だった運動目標を、より柔軟に目標を目指せるウイークリー(1週間)に変更。Moveのカレンダービューで週単位の目標の進捗状況を確認できる。また、運動後にMoveから直接、ワークアウトのデータをFacebookのタイムライン、グループ、Messengerで共有できるオプションが追加された。

Messengerの「People」タブのリストにOculusとFacebookの両方の友達が表示され、Oculusの友達とFacebookの友達のどちらを表示するか選ぶ必要がなくなった。Oculusデバイスで1つのリスト表示になっても友達リストは引き続き別々であり、Oculusのリストのみに入っている友達にFacebookのプロフィールやアクティビティが見えることはない。

これらのほか、アプリをプレゼントする機能がアップデートされ、Oculusヘッドセットのアプリストアで「Buy for a friend」を選択して、ヘッドセットから直接ギフトを贈れるようになった。また、試験的に提供しているマルチタスキング(ホーム環境で最大3つのアプリを同時に利用可能)に、アクションのフローを改善する新しいUIアニメーションが追加された。