フジヤエービックは、9月19日の開催を目指していた「秋のヘッドフォン祭2021」の製品展示会を中止すると発表した。ただしオンライン配信イベント「秋のヘッドフォン祭ONLINE 2021」の計画は継続し、近日中に詳細を発表する。

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補完オンラインイベント「秋のヘッドフォン祭 2021 ONLINE」は当初会場からの生配信を計画しており、今回はオンライン単独開催に変更する。音元出版のWebサイト「ファイルウェブ(Phile-Web)」とコラボレーションし、「生配信でより深く各社出展製品を紹介する予定を組んでいる」とのこと。

「ヘッドフォン祭セール」についても、オンラインイベント開催前後にかけて、フジヤエービックWebサイトで実施する。内容は後日発表予定だ。

フジヤエービックでは、2019年秋の開催を最後に3度開催中止となった「ヘッドフォン祭」イベントの復活に向け、入場者登録制度導入などの新型コロナ感染対策を導入して、東京都の定めるイベント開催概要に準拠する形でリアル開催を目指していた。しかし、直近1か月の新型コロナ流行に関する急激な状況の変化を踏まえて社内で再検討した結果、2021年秋の製品展示会については開催を断念することにしたという。

ヘッドフォン祭プロジェクトチームは「今回は状況の急変により急遽見送ることとなったが、新型コロナウイルス感染症の流行がある程度落ち着く状況になれば、従来通りとはいかなくても感染防止に配慮した展示会イベントを復活できる見込みが立った。現在の状況が改善されれば、2022年には『ヘッドフォン祭』、『ポタ研』イベントの開催準備を行う。2022年は中野サンプラザでのイベント開催が出来る最後の年となることが予想され、開催にこぎつけたいと考えている」とコメントしている。