Sonos Japanは、小型軽量なポータブルスピーカー「Sonos Roam(ソノス ローム)」を発売する。公式サイトとヨドバシカメラで8月20日より先行予約を受け付け、8月30日に先行販売を開始。その後、9月30日から全国販売を開始する。価格は23,800円で、カラーはシャドーブラック、ルーナーホワイトの2色。純正のワイヤレス充電器(6,480円)も用意する。

  • Sonos Roam(左がシャドーブラック、下がルーナーホワイト)

500mlペットボトルのサイズ感に近いという、角を丸めた三角柱のようなデザインのポータブルスピーカー。コンパクトながら高域再生用のドーム型ツイーターと、中低域再生を担うカスタム設計レーストラック型ミッドウーファーを内蔵し、2つのクラスHデジタルアンプで鳴らす。既報の通り、アメリカのスピーカーブランド・Sonos(ソノス)が4月に発売した新製品で、国内では「2021年夏頃に発売予定」としており、今回正式な発売日や価格が決まったかたちだ。

加速度センサーや内蔵マイクを使い、音の反響の仕方など周囲の環境を検出・分析してサウンドを調整できる「Automatic Trueplay」機能を備えているのが大きな特徴。聴いている場所やコンテンツに最適なリスニング体験を実現するという。

  • Sonos Roam

    Roamのスピーカー構造

無線LAN/Bluetoothに対応しており、ホームネットワークがある室内ではWi-Fiに接続して専用アプリ「Sonos S2」から各種音楽ストリーミングサービスの楽曲を直接再生したり、アップル製品などがサポートしているAirPlay 2によるワイヤレス再生を行ったりできる。音声アシスタントのAmazon Alexaによる音声操作もサポートする。

外出時には自動的にBluetoothに切り替わり、スマホやPCなどのデバイスにBluetooth接続して音楽を楽しめるという。NFCによるワンタッチペアリングにも対応する。

本体の天面(側面)に、音楽再生の操作ボタンや音量調整ボタンのほか、ビームフォーミングに対応するマイクユニットを内蔵。無線LANはIEEE 802.11b/g/n/ac準拠で、2.4/5GHzデュアルバンドに対応。Bluetoothのバージョンは5.0に準拠する。

Sonos Roamを2台そろえると、ステレオペア再生が可能。また、Sonosのネットワーク再生に対応するワイヤレススピーカーやサウンドバーなどのオーディオ機器が自宅にあれば、Sonos Roamを含めて複数の部屋でマルチルーム再生が楽しめるとう。

マルチルーム再生向けのユニークな機能として、Sonos Roamで再生中の音楽を、別のSonosワイヤレススピーカーにシームレスにバトンタッチできる「Sound Swap」という機能を装備。Sonos Roamの天面にある再生/一時停止ボタンを3秒間長押しするだけで、一番近くにある電源オンのSonos製デバイスに再生が引き継がれる。

内蔵バッテリーによる連続音楽再生は約10時間。USB-C充電ケーブルを本体に挿して充電でき、さらに別売のQi対応充電アダプターを使ったワイヤレス充電にも対応する。

  • Sonos Roam

    Qi規格に準拠したワイヤレス充電にも対応

  • Sonos Roam

    別売のワイヤレス充電アダプター

IP67相当の防塵・防水対応で、シリコン素材のエンドキャップによって耐落下衝撃性能も確保した。本体サイズは62×60×168mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約430g。パッケージには、リサイクルしやすく環境に優しいものを採用している。

  • Sonos Roam