米NVIDIAは8月10日(現地時間)、スモールフォームファクターでのワークステーション構築に向くというプロフェッショナル向けグラフィックス「NVIDIA A2000」を発表した。2021年10月から発売予定で、価格は450ドル。

NVIDIA RTX A2000は、すでに展開しているAmpereアーキテクチャベースのワークステーション向けグラフィックス「NVIDIA RTX A6000」「RTX A5000」「RTX A4000」に続くミドルレンジモデル。NVIDIA TensorコアやNVIDIA RTXコアを搭載し、VRAMにECC対応のGDDR6 6GBを組み合わせて高い性能を実現。ロープロファイルモデルもラインナップし、コンパクトながら高度なワークロードにも対応するとしている。主な仕様は以下の通り。

仕様 NVIDIA RTX A2000
アーキテクチャ NVIDIA Ampere Architecture
製造元 Samsung
トランジスタ数 130.5億
ダイサイズ 276平方ミリメートル
CUDAコア数 3,328
NVIDIA Tensor Core 104
NVIDIA RT Core 26
単精度性能 8TFLOPS
RTコア性能 15.6TFLOPS
Tensorコア性能 63.9TFLOPS
GPUメモリ 6GB GDDR6(ECC対応)
メモリインタフェース 192bit
メモリクロック 6,001MHz
メモリ速度 288GB/s
バスインタフェース PCIe 4.0
最大消費電力 70W
  • 画像左下がNVIDIA RTX A2000。ロープロファイルブラケットを装備している