JVCケンウッドは7月12日、ケンウッドブランドの特定小電力トランシーバー「DEMITOSS mini」シリーズの新製品「UBZ-M51LE」「UBZ-M51SE」「UBZ-M31E」を発表した。おもに店舗などの業務連絡用に売り込む。8月上旬より発売する。
UBZ-M51LE
UBZ-M51LEは、同社の特定小電力トランシーバーとして最小/最軽量のモデル。電波の飛びを重視したロングアンテナ仕様で、予想実売価格は17,500円前後。
ニチリンケミカル製の空気触媒「セルフィール」を使った抗菌/抗ウイルス加工を施し、光が届きにくい場所や夜間など場所と時間を選ばず効果を発揮する。使用周波数は400MHz帯で、管理者向け機能としてメインチャンネルとセカンドチャンネルの2つのチャンネルの待受送受信ができる「セカンドPTT機能」を搭載。管理者が異なる2つの現場と個別にコミュニケーションを取れるので、的確な指示出しが行える。
最大3チャンネルの待受けに対応する「簡易スキャン機能」も搭載しており、セカンドPTT機能との併用で最大で5チャンネルまで通話を把握可能。着信音は最大5パターンを収録し、チャンネル別に設定することでどこからの送信かを判別しやすい。
チャンネル数は、トランシーバー同士で直接交信できる交互通話モード(シンプレックス)が20ch。オプションの中継器「UBZ-RJ27」を使えば、アクセスモード(セミデュプレックス)27chにも対応する。
本体はIP67の防塵/防水性能を備え、水まわりや悪天候時などでも問題なく使用可能。電源は単3形乾電池×1本を使用し、エコモードの搭載により運用時間は最長29時間に達する。本体サイズはW47×D22×H79.9mm(突起部含まず)、重さは約120g。
UBZ-M51SE
UBZ-M51SEは、標準アンテナのモデル。そのほかの仕様はUBZ-M51LEとほぼ共通。予想実売価格は16,500円前後。重さは約110g。
UBZ-M31E
UBZ-M31Eは、簡易スキャン機能を省略したベーシックモデル。防塵/防水性能はIP54/55対応となる。そのほかの仕様は、UBZ-M51SEとほぼ共通。予想実売価格は15,500円前後。ブラック、シャンパンゴールド、イエローと、3色のカラーバリエーションを用意する。