NTTe-Sportsは、ゲーミンググラス「HawkEye」の先行予約販売を2021年6月30日より「Makuake」上で開始した。本体価格は24,200円で、Makuakeでの「超早割・先行8月お届け」が約26%OFFの18,000円(受付個数:各色先着30個)、「早割・9月お届け」が約18%OFFの19,800円(受付個数:マットブラック350個、スケルトングレー250個、ピンクグレー250個)。
同日には製品発表会も開催。ゲーミンググラスを装着する機会があったので、かけ心地も合わせてお伝えする。
眼鏡をした状態でヘッドセットをつけても痛くない!
「HawkEye」は、鼻にも耳にも乗せずに装着する眼鏡。眼鏡づくりで有名な福井県鯖江で、プロ仕様のスポーツサングラスを設計・製造する眼鏡メーカーとともに、約1年かけて開発された。
最大の特徴は「クアッドリフトフレーム」と呼ばれる形状だ。一般的な眼鏡は鼻と耳に乗せて装着するが、「HawkEye」はノーズパッドレス構造により鼻には触れず、ほお骨と側頭部の左右4面で眼鏡を支える。「ノーズパッド」と「テンプル(通常耳にかけるつるの部分)」による鼻や耳の痛み・圧迫感なしで装着可能だ。「テンプル」は、通常の眼鏡よりも上方の側頭部に位置するため、ヘッドセットを同時に装着しても干渉しない。
ほお骨に当てる「サイドパッド」と「テンプル」の芯にはステンレスを使用。ユーザーが、自分の頭の形に合わせて、曲がり具合を調整できるようになっている。フレームはレンズの上側のみに採用。大きめのレンズで広い視野を確保する。
製品発表会では、「eスポーツを通じてより豊かな社会を築くことがNTTe-Sportsのメインミッション。ゲーマーが目の前のことに思い切り集中できる環境づくりをサポートできればと考えて、開発に着手しました」と、NTTe-Sports 代表取締役副社長の影澤潤一氏が「HawkEye」開発の経緯を話す。
また、「オンライン会議などでヘッドセットを使用するシーンも増えました。耳に触れないためマスクとの相性も良好。HawkEyeはゲーマーのみなさまだけでなく、さまざまなシーンで使っていただけるでしょう。ニューノーマルなライフスタイルのなかで集中するためのサポートグッズとして、非常に効果があると考えております」と製品の魅力をアピールした。
「HawkEye」のカラーバリエーションは「マットブラック」「スケルトングレー」「ピンクグレー」の3色。HawkEye専用ケース、くもりどめクロス、オリジナルメガネ拭きが付属する。
付属のレンズは、ブルーライトカット率が21%(日本眼鏡普及光学器検査協会検査済み)で、可視光線透過率が97%。度付きのレンズにする場合は、購入後に自身で行う。レンズ交換対応確認済みの眼鏡店は「愛眼」「OWNDAYS」「JINS」「PARIS MIKI」「メガネスーパー」で、そのほかの眼鏡店では、対応可否を直接問い合わせる必要がある。
製品発表会での使用感をレポート
「HawkEye」の装着は、「サイドパッド」と「テンプル」で頭を挟むイメージで行う。慣れないうちは、一般的な眼鏡と大きく異なる装着感に戸惑うかもしれない。ノーズパッドがないので、レンズの角度や目からの距離なども最初は安定しなかった。
だが、装着したときのホールド感はかなりのものだ。普段かけている眼鏡は下を向くだけで動いてしまうこともが、「HawkEye」では頭を上下に振ってもズレなかった。特に夏場などは、鼻に汗をかいて眼鏡がズレやすくなるが、「HawkEye」の場合ノーズパッドで固定しているわけではないので、その心配もないだろう。しっかりと固定されているので、ヘッドセットの付け外しによるズレもなかった。
しかも、鼻と耳に眼鏡が触れていないだけで、かなりストレスが軽減される。普段1日中眼鏡をかけているからか、特に耳の解放感が強く、リラックスした状態をキープできた。
また、装着前は「耳が痛くなくても、ほお骨が痛くなるのではないか」と思ったが、そんなこともなく、むしろギュッとほお骨と側頭部を挟み込むようなイメージで大きくテンプルを曲げてから装着したほうが安定感があった。
今回は10分程度の試着だったので、長時間装着した際に側頭部がどのように感じるかわからないが、顔を動かしてもズレないホールド感と、耳部分に重さがのしかからないラクさは、かなりの好印象だ。
なお、「Makuake」での先行販売後は、NTTe-Sportsが運営するeスポーツ施設「eXeField Akiba」やECサイト、眼鏡ショップなどでの一般販売を検討中だという。