ローランドは、BOSSブランドよりバッテリー駆動アンプ「CUBE Street II」と、「CUBE Street II」に装着してスマートフォンやタブレットとのワイヤレス接続を可能にする「Bluetooth Audio MIDI Dual Adaptor」を2021年8月7日に発売する。市場想定価格は「CUBE Street II」が39,600円前後、「Bluetooth Audio MIDI Dual Adaptor」は5,500円前後。

  • バッテリー駆動アンプ「CUBE Street II」

「CUBE Street II」は、従来モデルの「CUBE Streetシリーズ」のコンセプトを継承しつつ、よりパワフルなサウンドと新たな機能を追加。幅広い用途に使用できるオールインワンのアンプとしてリニューアルが図られた。

「MIC/INSTRUMENT」、「GUITAR/MIC」、「AUX IN」の3系統の入力端子を装備し、3バンドイコライザーやリバーブ、ギター用のアンプやエフェクトなどの機能を搭載。「MIC/INSTRUMENT」チャンネルに用意されたハーモニー機能では、演奏するギターのコード進行や設定したキー(調性)をもとに、ボーカルハーモニーを自動的に生成してくれる。新搭載のループ機能では、演奏をリアルタイムに重ねていく即興的なパフォーマンスを手軽に披露できる。

本体はABS樹脂を採用し、軽量化と堅牢性の向上を実現。電池駆動(単3形×8で動作)に対応しており、電源を確保できないストリートなど屋外での使用はもちろん、ワークショップや学校のイベントでの簡易PAでも利用できる。最大出力は10W(5W×2)。

サイズはW414×H255×D285mmで、質量は4.4kg(ACアダプター含まず)。本体のほか、ACアダプター、電源コード、ミニ・ケーブル(モバイル機器用、4極ミニ・タイプ)などが付属する。電池駆動については、アルカリ電池使用時の最大連続使用時間が11時間で、充電式ニッケル水素電池使用時の最大連続使用時間は14時間(いずれも「ECOモード」での使用時)。

  • Bluetoothオーディオ/MIDI機能を拡張できる「Bluetooth Audio MIDI Dual Adaptor」

「CUBE Street II」は同時発売の「Bluetooth Audio MIDI Dual Adaptor」を装着することで、スマートフォンやタブレットと無線接続が可能となる。これによりモバイル機器からワイヤレスでBGMやバッキングなどのオーディオ再生が行える。専用エディター「CUBE Street II Editor(無料、iOS/Android対応)」から、「CUBE Street II」の音色や機能の細かな設定をモバイル機器から行うことにも可能だ。

「Bluetooth Audio MIDI Dual Adaptor」のサイズはW37×H31×D20mmで、質量は11g。製品発表の時点で対応するBOSSブランドの製品は「CUBE Street II」のみとなっている。