Lisfeeは6月23日、電子黒板アプリ「UltraBoard for Business」(iPad向け)をリリースしたと発表した。同アプリはApple Pencilやスタイラスペン、手書きでの入力に対応しており、ホワイトボードや黒板をチームで作成し共有・編集ができる。

  • 「UltraBoard for Business」はチームで板書データを共有できる

新型コロナウイルス感染症の影響でリモートワークが増える中で、Web会議ツールを利用した打ち合わせが中心となりつつある。同社は、こうしたWeb会議の場において、キーボード入力だけでは発言の意図をうまく相手に伝えられない場合に、ホワイトボードなどの手書きツールがあれば説明時の補足がより容易になるとの思いから、同アプリの開発に至ったとのこと。

同社によると既存のホワイトボード関連アプリは、板書のデータを画像として保持するため後から修正できない、PDFを読み込む機能がない、板書をチームで共有し編集する機能がないなど、不便さを感じることがあったという。

そこで同アプリは上記の不便な点の解消を狙い、板書のデータを文字情報として保持することで後から修正できる、PDFを読み込んで注釈や補足を書き込める、板書データをチーム内で共有し編集できる、といった機能が実装されている。

  • ノート内にPDFを貼りつけ、注釈や補足説明を付記できる

さらに同アプリは、設定により背景色を黒色に変更することで黒板としても使用できる。これにより、ビジネスシーンだけでなく、文部科学省がGIGAスクール構想を推進する教育現場での活用も見込んでいる。通常の電子黒板ではサイズが大きく、置き場所や持ち運び方法などを憂慮している場合にも同アプリを勧めたいとのことだ。

  • 背景色を変更することで黒板としても利用できる

システム利用料は1端末(1ユーザー)あたり月額1078円で、初回利用に限り14日間の無料トライアル期間もある。