丸紅ネットワークソリューションズは6月21日、クラウドセキュリティサービス「Zscaler」の提供を開始すると発表した。提供を開始するのは、セキュアなWebアクセスを実現する「Zscaler Internet Access」(ZIA)と、セキュアなリモートアクセスを実現する「Zscaler Private Access」(ZPA)の2つのサービス。

Zscalerはマルチデバイスに対応した、Webアクセス・リモートアクセスのセキュリティを一元提供するゼロトラストセキュリティサービスであり、同社はクラウド利用増加やリモートアクセス増加で発生するセキュリティリスク対策を実現するとしている。

  • 「Zscaler」によるセキュリティ概要

「ZIA」は、端末からのWebアクセスをクラウド上に集約させ、セキュリティ対策機能を施すことで、均一化されたセキュリティポリシーを適用したアクセス制御が可能となるサービス。

「ZPA」は、端末から業務システムへのリモートアクセス時にクラウド上で認証処理を行うことで、許可されたユーザーだけがアクセスできるようになるサービス。外部からの不審なアクセスを防げるようになるという。

  • 「ZPA」を用いたセキュリティイメージ

働き方改革やコロナ禍によるワークスタイルの多様化に伴い、場所やデバイスを問わずに使用可能なクラウドサービスを活用する企業が急増する中、同社は「Zscaler」をはじめとする、クラウドセキュリティサービスを今後も展開していくとしている。